ミセスローゼンの道後日記

盃を選ぶ楽しみ衣被

衣被の句を作る、と決めて作る。
どんな季語にも思い出がある。
私は今までの人生で、最高に美味しいきぬかつぎを、ピアニストの田崎悦子さんのお家で食べた。田畑と野原に囲まれた一軒家。外から見たら黒澤映画に出てくる農家みたいだが、中は外国のカントリーハウスみたいな感じ。
リハーサルが夜おそくなり、用意しといた鶏鍋がふつふつ炊けるのを待つ間、
つまみに、悦子さんが衣被と柿の種を出してくれた。皮がつるつるむけて、中は熱々のほくほく、皮の塩加減がほどよくいくつでもいけてしまう。お酒がまためちゃくちゃ美味しかった。
その場面を思い出し、コマ送りのように、少しずつ切り取り、一句ずつ作る。10句溜まったら、順位をつけて、1位だけのこし
後は捨てる。
これがうちの題詠(題を決めて詠む)のやりかた。
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