Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

大手バス会社勤務の路線バス運転士です。バス運転士の日常をお届けしたいと思います。

隣の芝は青いが、蛇が隠れている場合もあります。

2024-09-29 23:18:07 | 日記
今日は、日曜日であり本来なら道が空いていて、快適に乗務を行えるはずなのでした。

しかし、区のイベントにバッティングし、担当ダイヤは10分程度の遅れが出る鬼気迫るものとなりました。

こう云うダイヤは、勤務終了後に物凄い疲労感に襲われて、「帰宅までの家路が辛いのなんの」と、体を引き摺るように帰宅しました。

幸い明日は休みのため、遅くまで熟睡して体力の回復に努めたいと考えています。

聞くところによると、私の会社の路線はまだ楽な方らしいです。

道路走行の難易度は高いのですが、それ以外の部分は、他のバス会社よりも簡単だと、ベテラン運転士は云います。

特に、東京の多摩地域や武蔵野地域、神奈川県の県央地区、千葉県の沿岸部などの都心のベッドタウン地域では、毎日が過密ダイヤだそうです。

シフトは工夫するそうですが、大の男が何人もギブアップするほど、キツい場所もあると云います。

特に東京の町田市は、人口の1/3が65歳以上の高齢者と云います。

必然的にバスの利用者数も、他の地域より多いです。

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朝夕のラッシュ時に若いサラリーマンや学生をギュウギュウ詰めで乗せ、昼間に老人をギュウギュウ詰めで走ると云います。

そのための、これらのベッドタウンでは、車内事故や車内トラブルが多く、運転士はその対応に常に追われるそうです。

高校生に胸ぐらを捕まれたなどの話も、よく聞きます。

ある意味、今も残る20年前のバス社会がこれらの地域です。

やはり、今の都会のバス会社でラッキーだったと、しみじみ感じます。

なんだかんだいって、空いている時は空いているし、乗客も少ないときは4、5人ぐらいです。

道の幅員も充分にあり、渋滞も比較的少ない地域です。

自分が恵まれてる状況を探していけば、安易に他のバス会社に転職したいとは思わないものです。

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隣の芝は青いといいますが、いざ隣の芝にはいると、蛇が隠れている芝だったなんて事はよくあることです。

もしも、転職を考える場合は、自社の良いところと悪いところ書き出し、冷静に比較してみることが重要に感じました。

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