Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

大手バス会社勤務の路線バス運転士です。バス運転士の日常をお届けしたいと思います。

大手とか中小とかでなく、日本で仕事をしたくないのです。

2024-08-22 21:25:16 | 日記
昨今の不透明で閉塞感漂う嫌な雰囲気の日本で、34歳以下の若年層の方の比較的安全な転職先として、以前からバス会社をお勧めしていたと思います。

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もちろん、これに納得していただき就業していただくのであれば、公務員並みに安定した待遇で、無難に過ごすことは出来ると思います。

しかし、若者の中には、大手とか中小に限らず、日本の就業環境自体に疲れたと云う人もいます。

こんな人に、バス会社の就職を提案しても、響かないのは自明のことと思います。

確かに日本は、平均年齢が50歳をです。この平均年齢からくる、強烈な同調圧力は、若者の本来持つ良いところまで潰してしまうかもしれません。

この様に、自分の年齢より20歳以上高い平均年齢の国の場合、若いうちは海外に出稼ぎに行くのが自然の流れです。

しかし、日本には海外への出稼ぎの文化がなく、お金のある裕福な一部の人の特権のように今も思われています。

そのため、なす術なく国内で燻り続ける若者が量産されます。

我々アラフィフ、アラフォー世代の頃も、問題視されていた課題ですが、海外への出稼ぎ環境の整備を、政府が積極的に行わない以上、今後も今と環境は変わらないでしょう。

そんな中で、我々世代と違い、今の若い人に朗報とも云える環境の違いがあります。

それは、移民受け入れ政策に基づき、外国人のコミュニティが形成されつつあることです。

そして、それに伴う移民の企業家の増加です。

この環境下ならば、日本に居ながら海外出稼ぎ感覚を楽しむことが出来ると思います。

日本で悪事をはたらく外国人の方は論外ですが、日本で真面目にビジネスを考えている移民の方のところでは、働いてみるのもありかと思います。

その方がむしろ、日本企業では得られない貴重な体験を前向きに積めるのでは?と、私は夢想します。

企業家の移民の方には、是非とも日本の若年層の雇用について、積極的に考えてもらいたいものです。

移民の方から観ると、今の日本の若者は意気地が無い様に見えると思います。

但し、平均年齢50歳の同調圧力の中で生活すれば、意気地なんか安易に見せたら、集団リンチされ、最後は強引に踏み絵を踏まされます。

そんな悩める若者達の、日本独特の同調圧力への防波堤に、移民のコミュニティは成って頂けると有り難いです。

若いうちは、アグレッシブに生きるべきです!攻撃腺の勢いで!

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受け身で女性にしてもらうことを待つのは、中高年から考えても遅くないです。
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確認作業が、労働寿命を上げます。

2024-08-22 20:16:56 | 日記
人間は、40過ぎ位から頭が固くなると云い、新しい考え方を吸収してそれに順応する能力が著しく低下する様です。

認知機能の低下云々云われますが、事故発生率から考えても、60歳位まではさほど気にしなくても良いレベルです。

記憶力においても、単純記憶は若者に確かに劣りますが、論理的思考による物事の理解力は若者を凌駕します。

単純記憶においても、面倒くさい繰り返すだけの作業が出来るならば、時間は多少かかりますが、克服は可能です。

頭が年齢により固くなると起こりがちなことに、連続した作業の中で見落としなどの不注意が増えることです。

おそらく、良くも悪くも人生経験の蓄積からくる、思い込みや先入観が強いことに起因すると感じます。

ここが、若い人と中高年の決定的な差です。

その為、これに気付いた中高年の多い業界は、注意力が低下しがちな漫然とした状態における対策を日々検討し、中高年の労働寿命の向上に努めています。

特に昨今、世界的に注目を集めている方法に指差確認があります。

これを行うことだけで、漫然とした作業の中に、細切れの節を作ることが出来ます。

動作と動作を一旦切り放すことだけで、意識低下からくる注意力の低下を是正して、事故やミスを1/3に減らすことが出来るとのことです。

また、基本動作を組み合わせることで、倍の効果が期待でき、実年齢より10歳ほど若いパフォーマンスを発揮することが出来ると云います。

このような確認作業を充分にとることを励行するだけで、70歳定年の普及も現実味を帯びてきます。

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私が子供の頃、60歳の人は見かけも含め、今の70歳位と同じ印象でした。

60歳を過ぎると、いわゆる老人といったイメージです。

しかし、昨今の医療技術やテクノロジーの進歩、生活習慣の変化により、60歳は中年期後半の様なイメージです。

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実は事故が多いのは若年層?!、高齢ドライバー=危険は先入観!40代でも半数以上が加齢による運転の衰えを感じている。データから見えてくる年齢と安全運転の関係とは。


今後、我々世代(アラフォー、アラフィフ世代)は70歳位まで、年齢を言い訳材料に使えない、厳しい世の中が予想されます。

なんとか、確認作業をしっかりすることで、この厳しい世の中を乗りきっていきたいものです。
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