気ままなピークハンターズの山旅

日本百名山の頂と風景や国内旅行を中心とした絶景を掲載致します

高山植物の女王 コマクサ

2022-08-07 12:51:36 | 高山の花
こんにちは!
最近、峠の旅にはまってしまいました
古の頃、行き交った人々の息吹が聞こえてきそうです
日本古来の歴史を感じることが体験できそうな峠道の旅、
これからも続きます 現在、峠の書物を読みながら次は
何処に行ってみようか? 思案中です
今回の掲載記事は、健気に咲く高山植物を取り上げて
みたいと思います 不定期になりますが箸休めの気分で
ご覧いただければ幸いです

高山植物の女王 コマクサ
草津白根山登山道 砂礫帯に健気に咲いていました

コマクサ(駒草、学名:Dicentra peregrina)は、
ケシ科ケマンソウ亜科コマクサ属の多年性草本の高山植物

美しい花と、常に砂礫が動き、他の植物が生育できないような
厳しい環境に生育することから「高山植物の女王」と呼ばれている
和名はその花の形が馬(駒)の顔に似ていることに由来する 
学名の種小名「peregrina」は、「外来の」を意味する 
命名者Makinoは、日本の植物学者の牧野富太郎である
別名が「カラフトコマクサ(樺太駒草)」
英名は存在しない 花言葉は、「高嶺の花」・「誇り」・「
気高い心」・「貴重品」



北海道大雪山系トムラウシ山 登山道に咲いていたコマクサ
高さ5 cmほど 葉は根生葉で細かく裂けパセリのように見え、
白く粉を帯びる 花期は7-8月花茎は10-15 cmで淡紅色の花を咲かせる
花弁は4個で外側と内側に2個ずつつく
外側の花弁は下部が大きくふくらんで、先が反り返り、
内側の花弁はやや小さく、中央がくびれ、上端は合着している
萼片は2個で早く落ちる
他の植物が生育できないような砂礫地に生えるため、
地上部からは想像できないような50-100 cmほどの長い根を張る

北海道大雪山系トムラウシ山 登山道に咲いていたコマクサ

北アルプス白馬岳砂礫帯に咲くコマクサ

北アルプス白馬岳砂礫帯に咲くコマクサ
日本では北海道から中部地方の高山帯の
風衝岩屑斜面などの砂礫帯に分布している



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真田一族軍事の要衝 鳥居峠(とりいとうげ)

2022-08-05 11:30:08 | 登山に通った峠道
こんにちは!
日本の峠は約3773件存在するそうです
かつて、山登りでいったいどのくらいの峠を越えていったのでしょうか?
よっぽど印象に残った峠道以外は>ほとんど素通りして記録に残っていないのが現状です
年のせいでしょうか 人生の峠道 苦労しながら越えて行った峠道、
車に乗り難なく越えて行った峠道、人生の岐路にさしかかり思い出しております
峠(とうげ)とは、山道を登りつめてそこから下りになる場所
山脈越えの道が通る最も標高が高い地点である
国道144号上の、長野県上田市(旧小県郡真田町)と
群馬県吾妻郡嬬恋村の境にある鳥居峠(とりいとうげ)を
掲載してみたいと思います

鳥居峠(とりいとうげ)
鳥居峠は、国道144号上の、長野県上田市(旧小県郡真田町)と
群馬県吾妻郡嬬恋村の境にある 標高1,362mの峠
中央分水嶺となっており、群馬県側に降った雨は鳥居川、
吾妻川、利根川を経て太平洋へ、長野県側に降った雨は渋沢川、
神川、千曲川(信濃川)を経て日本海へ流れる
傾斜は、群馬県側が緩やかで、長野県側が急峻となっている

かつて、真田一族の本拠地・信州上田と上州沼田城をつなぐ
軍事の要衝 であったと言われる鳥居峠
鳥居峠から群馬県嬬恋村方面を眺める



鳥居峠の由来が記されている石碑
石碑には吾妻山(四阿山)山頂に祀られている吾妻権現があり、
戦国時代、上田の真田十勇士修行の地でもあったと記されている

鳥居峠に掲げられている嬬恋カルタの一説

鳥居峠にある百名山四阿山案内図

鳥居峠百名山四阿山登山口入口

鳥居峠百名山四阿山登山口

鳥居峠(とりいとうげ)(とりいとうげ)景観
北条氏と争奪戦を繰り返した沼田城と上田城を結ぶ上州攻略の道が真田街道
上信越国境の鳥居峠を越え、岩櫃(いわびつ)山、
権現峠を経て北関東の要衝・沼田へと続くルートで、
沿道には昌幸が城主を務めた岩櫃城や
沼田攻略のために築かれた名胡桃(なぐるみ)城など、
一族ゆかりの城址が多く残る

鳥居峠から長野県上田方面(真田の里)を望む

群馬県嬬恋村愛妻の丘より眺める百名山四阿山



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鎌倉街道の峠 小沢峠(こさわとうげ)

2022-08-03 14:34:50 | 登山に通った峠道
こんにちは!
日本の峠は約3773件存在するそうです
かつて、山登りでいったいどのくらいの峠を越えていったのでしょうか?
よっぽど印象に残った峠道以外は>ほとんど素通りして記録に残っていないのが現状です
年のせいでしょうか 人生の峠道 苦労しながら越えて行った峠道、
車に乗り難なく越えて行った峠道、人生の岐路にさしかかり思い出しております
峠(とうげ)とは、山道を登りつめてそこから下りになる場所
山脈越えの道が通る最も標高が高い地点である
今回は東京都と埼玉県の都県境小沢峠(こさわとうげ)を
掲載してみたいと思います
甲州からの帰り道 鎌倉街道の峠 小沢峠(こさわとうげ)に立ち寄ってみました

県道53号線の青梅市成木から埼玉県飯能市名栗地区に向かうと、小沢トンネル手前の
分岐道の入口に小沢峠 昭和49年6月開通記念と刻んだ石碑あります
ここが旧道の入口である
小沢峠は鎌倉街道の峠の一つでほぼ真下に小沢トンネルが通っている
鎌倉街道は中世の頃東国の武士たちが彼らの居館と鎌倉との往還の際に踏み固めた
道筋が街道にになったと言われている

青梅市成木から眺める小沢トンネル

東京都と埼玉県の都県境の車道峠としては最も西部にあり、
峠のほぼ直下を東京都道・埼玉県道53号
青梅秩父線の小沢トンネルで越える トンネルの前後は、
埼玉県側はワインディングロードであるのに対し、
東京都側は約500mのストレートとなっている
成木街道の終点は埼玉県境にある小沢トンネルです

埼玉県飯能市名栗地区より眺める小沢トンネル
埼玉県側では 成木街道は埼玉県道53号青梅秩父線となり
名栗湖付近を経て秩父方面に向かうとともに、
小沢トンネルの先で飯能方面からくる埼玉県道70号
飯能下名栗線と接続しています
中世の頃を偲ぶ雰囲気が感じられる山里の風景でした


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松姫峠(まつひめとうげ)

2022-08-01 13:58:31 | 登山に通った峠道
こんにちは!
日本の峠は約3773件存在するそうです
かつて、山登りでいったいどのくらいの峠を越えていったのでしょうか?
よっぽど印象に残った峠道以外は>ほとんど素通りして記録に残っていないのが現状です
年のせいでしょうか 人生の峠道 苦労しながら越えて行った峠道、
車に乗り難なく越えて行った峠道、人生の岐路にさしかかり思い出しております
峠(とうげ)とは、山道を登りつめてそこから下りになる場所
山脈越えの道が通る最も標高が高い地点である
今回は山梨県北都留郡小菅村と大月市の間にある松姫峠を
掲載してみたいと思います

松姫峠(まつひめとうげ)から眺める富士山と小金沢連嶺

松姫峠(まつひめとうげ)にある碑
山梨県北都留郡小菅村と山梨県大月市の間にある峠である
標高は1,250m
名称の由来は、戦国時代に武田信玄の娘である松姫が、
織田信長の軍勢から逃れるためにこの峠を越えたとされることによる

松姫峠(まつひめとうげ)から眺める富士山と小金沢連嶺

松姫峠に設置されている周辺の案内図

松姫峠山梨県大月市への林道は通行止

松姫峠山梨県大月市側より眺める北都留郡小菅村の景観
現在は国道139号(旧道)がこの峠を通っている
急峻な地形のため、狭隘な1車線区間が多く
ヘアピンカーブが連続する道だが、
2014年(平成26年)にこの峠の下を貫く松姫トンネル(3066m)が完成し、
同トンネルを含めた松姫バイパス(総延長3800m)が同年11月17日に供用開始された
尚、当初は2012年(平成24年)度の完成予定であったが、
工事の遅れにより約2年遅れの供用開始となった
また、バイパス完成に伴い大月側のバイパス分岐点から
松姫峠間で法面工事が2015年3月14日より
同年9月30日まで行われていたため、通行止めであった 
工事完了後からしばらくの間は全線の通行ができていたが、
のちに通行の危険があるため通行止めとなっており
再開通時期は不明となっている
このため、車両でのアプローチは小菅側からのみとなっている

小菅側から見た松姫峠

富士急バスバス停
小菅側からの運行で登山者を乗せて来るのでしょうか?
大菩薩峠への登山口が松姫峠にあります

松姫峠に設置されている山梨県北都留郡小菅村標識

大菩薩峠へと続く牛ノ寝への小菅登山口



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