気ままなピークハンターズの山旅

日本百名山の頂と風景や国内旅行を中心とした絶景を掲載致します

廃坑の小串鉱山があった峠 毛無峠

2022-08-26 10:52:32 | 登山に通った峠道
こんにちは!
日本の峠は約3773件存在するそうです
かつて、山登りでいったいどのくらいの峠を越えていったのでしょうか?
よっぽど印象に残った峠道以外は>ほとんど素通りして記録に残っていないのが現状です
年のせいでしょうか 人生の峠道 苦労しながら越えて行った峠道、
車に乗り難なく越えて行った峠道、人生の岐路にさしかかり思い出しております
峠(とうげ)とは、山道を登りつめてそこから下りになる場所
山脈越えの道が通る最も標高が高い地点である
今回の記事は長野県高山村にある廃坑の小串鉱山があった峠
毛無峠を掲載してみたいと思います

長野県上高井郡高山村側からの毛無峠、小串方面
道路標示 毛無峠より先は行き止り

毛無峠付近景観 霧があたり一面に広がってきたようです

霧が立ち込める毛無峠に到着
この先にある廃坑の小串鉱山へは車両通行止
群馬県境を指す享年劣化した群馬県看板
この群馬県看板が毛無峠へ来た証となっている
毛無峠(けなしとうげ)は長野県上高井郡高山村と群馬県吾妻郡嬬恋村を跨ぐ峠
上信スカイラインから繋がる、群馬県道・長野県道112号大前須坂線の
不通区間の端点に位置する 標高1,823m 中央分水界通過点

毛無峠(けなしとうげ)の表示の代わりに訪れた旅人が
設置した 小石に書き込んだ毛無峠表示

毛無峠(けなしとうげ)から眺める廃坑の小串鉱山への
ジロー坂と呼ばれるつづら折のダートな林道

毛無峠(けなしとうげ)から眺める廃坑の小串鉱山方角



毛無峠(けなしとうげ)から廃坑の小串鉱山へ少し
徒歩で近づいて見ました
「毛無」の名のとおり、辺りには木々が少なく、地面がむき出しの荒涼とした場所もある
明治時代までは原生林が茂っていたが、1916年(大正5年)より開始された硫黄の採掘に際し、
精錬の燃料として用いるために樹木を伐採したことと、
精錬時に発生する亜硫酸ガスが吹き付けられて樹木が枯れてしまい、
附近一帯がはげ山になった
群馬側には未舗装路が続き、ジロー坂と呼ばれるつづら折を下った先には
小串鉱山跡がある
当時の名残として、峠の東側には硫黄製品や資材を搬送した
索道跡が残されている
最盛期には2000人を超える人々が暮らしていたが、
1937年(昭和12年)11月11日に大規模な地すべり災害
(山津波が発生し245名が死亡した) 精錬所の火が燃え広がり、
火薬を貯蔵していたため大規模爆発が起こった
峠には、眺望や鉱山跡を求めて訪れる者や、登山者などが訪れる
至近の破風岳、毛無山~御飯岳まで登山道が繋がっている
眺めは良いが霧が発生しやすい

霧に霞んだ資材を搬送した索道跡が見える
スキーのリフトではありません

毛無峠から眺める軽井沢方面の山並
霧に霞んでいますが、浅間隠山、浅間山方面が見える

いっこうに霧が晴れてくる兆しなしと判断し、次の目的地に
向かうことにしました

毛無峠付近の道路案内図



最後まで御覧頂きありがとうございます
次の投稿までご機嫌よう

コメント
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