思う・学ぶ・発達支援 心のケア サイト

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読み書きに遅れのある小1の子の指導

2019年04月13日 | 教育
1 指導の様子

・読みの場面では,先生が一文字一文字指さし,それを本児が一文字一文字
 読んでいた。

・黒板の写しでは長いものは先生が赤鉛筆で書いてあげていた。

・漢字の空書きで,左手で師範しながら子どもたちに書かせていた。

・題の脇に○を10個書かせて,読むたびに塗りつぶす指導を取り入れていた。

・若干,黒板の問題を解答して先生の所に持ってこさせる流れ,言葉かけ,
 子どもたちに黒板に解答を書かせる位置や段取りがよくなかった。

2 見立て

・指導に高い「技術」を感じた。TOSSの指導など,熱心で勉強していることが伺えた。

・「技術」は知っているが,我流になっていて流れの悪いところがある。
 「技能」を磨く必要性を感じた。

3 今後の対応

・赤鉛筆で写させて,褒めていくということを継続し,自信を高めたい。

・1年生用のうつしまるくん,直写スキルなどの教材を使用し,自信を高めながら
 字の練習をできるとよい。

・赤鉛筆指導は本児に合っている。以前黒板を写せなかった子が,ノートを2冊用意
 して,あらかじめ1冊に赤鉛筆で書いておき,それを子どもに写させると半年くらいで
 ずいぶんで写せるようになった話をすると,ぜひやりたいといっていた。

・問題文には番号を振る。子どもたちが書く場所には点を打つなど,配慮の必要な子に
 分かりやすい手立てを細かく取り入れるとよい。 
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