中年の休日

2005-06-28 21:06:42 | Weblog
 きょうは休暇とって家でひっくりかえっていたわけ
だが。

 暑い。暑すぎっす。どこが6月なんだか。

 昔話語るのもアレだが、外へ出ても、暑さ自体が
昔の暑さとなにか違う。昔の夏の暑さというのは、
「太陽から降り注ぐ赤外線と、それに熱せられたア
スファルトからの照り返し」が主流だったように記憶
しているのだが、最近の暑さはなんか違う。空気自
体が熱い。それも、太陽光で熱せられたというより、
エアコンの室外機から放出された熱気がそのまま
街全体に広がってるような暑さだ。呼吸することさえ
うっとうしい。
 
 エアコンつけて部屋の中。ブリーフひとつでひっくり
返る。他人の目にはこれ以上ないくらい暑苦しい風
景だろうが、あいにく他人のことを気にしてる余裕は
こっちにはない。

 四十男として、素敵な夏のリゾートの過ごし方、て
のはどんなのがあるのだろうか。やはり観光地への
旅か。夏の北海道、かつての名馬が種牡馬として飼
われている牧場をたずねる、なんてのはいい趣味だ
とは思うが、北海道の牧場めぐりなど、自動車がない
とどうにもならない。そしてなにより、わたしには運転
免許がないのだ。

 あとは温泉ですか。しかし中年男がひとり、温泉つか
って深呼吸、というのはどうなんだろかと。「自分を見つ
め直しに来た」とでも言えば格好いいが、こっちは渋い
中年ではなくオタク系脂ハゲである。地に足がついてな
いことこの上もない。「見つめ直したのならもっとなんと
かなりやがれ」という、絶妙なツッコミがどこからともなく
聞こえてきそうである。

 これからますます増加するであろう独身中年オヤジ。
この手の人間の「標準的な休暇の過ごし方」てのが確
立されていないのは不思議といや不思議である。ビジ
ネスチャンスとして、これからかなり有力なターゲットか
もしれない。