バレンチノの氾濫

2006-01-07 05:35:07 | Weblog
 キャバクラにハマってから、ブランド品に関する知
識がかなり蓄積されてきたわけだが。

 といっても時計と一部バッグ、サングラスにネクタ
イなどと、さすが動機の根源がキャバクラ、プレゼン
トしたりあるいはされたり系のモノの知識しかないの
であった。いまだに洋服、特に紳士服に関して知識
はゼロに近い。スーツプレゼントされたりすることは
ないし、自分で買うのは専らアオキや青山でありま
すので。

 しかし「ブランド品」の定義というのはなんだろう。ヴ
ィトンのバッグやエルメスの時計、ブルガリの財布が
ブランド品であることは論を待たない。セリーヌのネク
タイ、なんてのも当然ブランド品であろう。しかしレノマ
の時計とか、あれブランド品なのかと。あと昔懐かしい
ピエール・カルダンなんてのも。(今ヤフオクでサーチか
けたところ、レノマの時計、新品で4,000円、しかもそれ
でも入札者なし)

 バレンチノというブランドがある。なんかイタリアではそ
れなりの知名度を持ったブランドらしいのだが、このバレ
ンチノという姓、日本でいえば佐藤鈴木並にありふれた
ものなのか、類似ブランドというか、それらしく見せたもの
が無茶苦茶に多い。わたしの愛用している、小銭でパン
パンに膨らんだ茶色のボロ財布、これはダイクマ町田店
にて860円で購入したものなのだが、それでもアンドレ・
バレンチノ PARISとブランド名がはいっている。しかしこ
れを「ブランド品なんだ」で押し通すのはいささか無理が
ある気がする。だいたい、バレンチノって名前でパリって
のはそもそもちょっとアレだ。

 この手のバレンチノがらみのブランド、時計に関しては無
茶苦茶に多く、「バレンチノ」をキーワードにヤフオクでサー
チかけるとものすごい数が。しかも「アイザック・バレンチノ」
だ「マリオ・バレンチノ」だ「バレンチノ・ドマーニ」だ、これま
た種類がたくさんある。うさんくさいことこのうえもない。
 
 駅の中などで、財布やバッグの安売りをしていることがあ
る。コーチの財布か、と思ってよく見るとデザインがCでなく
Gになってるパチ風味全開のモノなどよく見かけるが、あれ
もいちおうなんか知らないがブランド名があるんですな。ああ
いうのは、むしろメーカー名というのが妥当なのかもしれない
けど。

 しかし世に氾濫しているバレンチノ、本当にデザインにたず
さわっているのは何人なのか。広東語を流暢にあやつるオジ
サンだったらどうしよう。というか、その可能性マジ高いよなぁ。