ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

新国立劇場バレエ団2010/2011シーズン開幕公演-1-

2010年11月01日 | Weblog

先週はボリショイとマリインスキーの合同ガラが開催されたりいよいよバレエシーズンの到来ですね。
ボリショイバレエ・マリインスキー合同ガラはAプロ、Bプロとも見たので近々UPします。

さてその前に新国立劇場のシーズン開幕公演を昨シーズンも多数寄稿していただいたNさんから
寄稿頂きました。初日から3日続けてご覧になったとのこと。
数日に分けてUPしますのでご期待ください。

 新国立劇場バレエ団2010/2011シーズン開幕公演
『ペンギン・カフェ』(同時上演:火の鳥/シンフォニー・イン・C)
 
ビントレー監督就任後初のシーズン開幕公演を3日間鑑賞した。
全て初見の作品で、期待と緊張が入り交じりながら劇場に足を運んだ。
写真はパンフレットとペンギンカフェのカード
 
『火の鳥』
10月27日(水)
火の鳥:小野絢子
イワン王子:山本隆之
ツァレヴナ:寺田亜沙子
魔王カスチェイ:マイレン・トレウバエフ
 
10月28日(木)
火の鳥:エリーシャ・ウィリス
イワン王子:イアン・マッケイ
ツァレヴナ:湯川麻美子
魔王カスチェイ:冨川祐樹
 
10月30日(土)
火の鳥:川村真樹
イワン王子:福岡雄大
ツァレヴナ:湯川麻美子
魔王カスチェイ:古川和則
 
古きロシア民話の世界に引き込まれる作品で、バレエリュスらしいゆったりした物語の運びが
新鮮に感じた。
 
火の鳥役のダンサーはそれぞれ好演していたが、
中でも川村さんが印象深かった。
魔物達に囲まれながらきりりと踊る姿や
舞台上手側と下手側でカスチェイと対峙する姿からは
眠れる森の美女のリラやシンデレラの仙女、ジゼルのミルタなど
集団を率いる役を多く経験しているダンサーらしい、
統率力を感じさせた。火の鳥特有のほとばしる熱さがもう少しあれば尚良かったと思った。



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