goo blog サービス終了のお知らせ 

ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

ウヴァーロフ&ルンキナ『白鳥の湖』公演、速報

2008年06月20日 | Weblog
6月17日、フェスティバルホールでの公演の感想をNanaさんに寄稿頂きました。

ウヴァーロフ&ルンキナ『白鳥の湖』公演、速報

     ウヴァーロフさんとルンキナさんが、新国立劇場バレエ団大阪公演のゲストとして無事来日され、牧版『白鳥の湖』を、きっちり踊ってくださいました!(私がチケット購入した時の宣伝には、ウヴァーロフさんの写真と紹介が使われており、なるほど確かに王子の方が格上。で、表題この順にしました)

来週の東京の同公演をお待ちの方には、朗報の公演内容でした。相変わらず、高く美しいジャンプ連発。ルンキナへは、とても優しそう~~で、情のある王子。一つ難を挙げると、1幕1場の上衣が似合わなく思え。

パフスリーブ(袖の肩の部分が膨らんだデザイン)で、あの立派な体躯に、あのデザインは少し太く見えて、個人的には×。が、場が進むにつれて気にならなくなった所はウヴァーロフならでは。また、ニーナ公演の時ほど、超バリバリの踊りでなく、燃え尽きず来週の東京公演にも希望が持て、またニーナよりは目立たないルンキナには、あのあり方が合っていました。

ルンキナさんは、手脚が写真よりずっと細く見え。か細い手脚のクリスタルな印象のオデット。存在感、アピールは今一つでも、細部に気を配った丁寧な踊りに、良い教師、ボリショイのアカデミックな教育が伺え。ただ、非常に惜しまれるのは、「白鳥の湖」では、意外と表現が淡々としている事。この方の表現力とは、こんなものなのでしょうか?大損してます。せめて他はもっと演技は良いと、白鳥がこうなのだと思いたく。

     お二人のパートナーリングは私が期待したほどではなかったです。(当方、期待過剰)ルンキナさんが表現的にもっと変われば、もっと観客を感動させられる「白鳥」になるはず。残念。ラストの二人は息ぴったりで、版にあって見えました。公演は成功で、ラストは暖かい拍手。

     会場のチラシより:12月ボリショイ日本公演、大阪公演のキャスト、印刷あり。『白鳥』ルンキナ、グダーノフ。『ドン・キ』オシポワ、ワシーリエフ。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。