ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

新国立劇場バレエ団『ラ・バヤデール』 1月23日(日) -1-

2011年01月29日 | Weblog

 

新国立劇場バレエ団『ラ・バヤデール』 1月23日(日)

ニキヤ:寺田亜沙子
ソロル:山本隆之
ガムザッティ:長田佳世
 
大僧正:輪島拓也 マグダヴェヤ:吉本泰久
黄金の神像:八幡顕光 トロラグヴァ:芳賀望
ラジャー(王侯):逸見智彦
舞姫たち:
湯川麻美子 楠本郁子 北原亜希 千歳美香子
今井奈穂 大湊由美 川口藍 小村美沙 若生愛(交替出演)
ジャンペの踊り:
大和雅美 米沢唯
伊東真央 細田千晶 今村美由起
盆子原美奈 加藤朋子 益田裕子
 
つぼの踊り:湯川麻美子
ブルーチュチュ:西川貴子 寺島まゆみ 丸尾孝子 厚木三杏
ピンクチュチュ:さいとう美帆 高橋有里 西山裕子 米沢唯
 
影の場
第1ヴァリエーション:寺島まゆみ
第2ヴァリエーション:西川貴子
第3ヴァリエーション:丸尾孝子
 
寺田さんのニキヤは儚げで美しく、しっとりとした風情があった。
四肢が長く、特に腕のちょっとした仕草や動きが
柔らかく繊細で身体そのものが悲哀を物語る。
言い寄る大僧正に対しては静かに諌め、
愛らしい容貌も相俟って守ってあげたくなる舞姫だった。
それだけに、ガムザッティに刃向かう強さを見せたときは
愛するソロルへの揺るぎない思いや舞姫としての誇り高さがぐっと伝わってきた。
 
影の王国のあと紗幕の後ろで
ガムザッティと対峙するところでは
大きく転倒して両手をついてしまい、一瞬ひやっとした。
ガムザッティ役の長田さんもさぞ驚いたことと思う。
しかしながら何事もなかったかのように立ち上がったこともあり、
ニキヤの執念が一層感じ取れる場面でもあった。
 



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