ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

Kバレエカンパニー ドン・キホーテ 10月14日 SHOKO 宮尾俊太郎

2012年10月15日 | Weblog

本当に久し振りのバレエ観劇。超満員。9割方女性か。ボリショイ劇場とは大違い。

会場も初めての大阪のオリックス劇場。きれいな劇場ですが勿論ボリショイ劇場の様にバレエ、オペラ専用劇場ではないので

劇場そのもので舞台を待つワクワク感、ゴージャス感が無いのは日本の劇場では致し方ないところか。

肝心の舞台はKバレエの一枚看板熊川のバジルでなく今日が初主演という気鋭の宮尾俊太郎のバジル。

TVでも紹介されていたようです。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=G4ozDC0TvEg

キトリも今日が今回の全国公演で唯一踊るベルリン国立バレエ団のSHOKO(中村祥子)。

同じ佐賀県出身というのは今回初めて知りました。今後共世界で活躍してほしい方です。

熊川さんの演出、再振付、美術、衣装で見慣れたボリショイやマリインスキー、それに新国立劇場バレエ団

のドンキとも多少内容の違ったものでした。

衣装ではスペインという舞台に合わせて通常華やかな色の衣装を着る女性陣が黒基調のシックな衣装だったり

逆に闘牛士のマントが表 オレンジ 裏 濃いピンク、ソックスも濃いピンクと男性陣を目立つように

やはり男性ダンサーならではの演出。

又 舞台装置を簡略化する為か3幕 公爵の館での結婚式を町の広場としたり金持ちガマーシュ

が全幕登場してドン・キホーテとの決闘をフェンシングで行うなど他の演出、振り付けでは

見られない特徴がありましたが少ない人数でボリショイの様に伝統があるわけではない

Kバレエで良く考えられた舞台装置、振り付けでした。

SHOKO、宮尾の主演のお二人は宮尾の初演とは思えない落ち着いた舞台,

SHOKOも技術の確かな踊りで久し振りに楽しい舞台でした。 

コールド、オーケストラも息の合った舞台でした。



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