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久しぶりの更新になりますが、やっと寒いそしてまだ時々ゆれる北の国から帰ってきました。
昨日の午前中、ちょっと近所を回ってみると、気になっていたタテジマカミキリは健在でした。
7月上旬から見られていますが、この木にいた同じ個体かどうかはわかりませんが、一頭だけ見つかりました。
なかなか見つけにくいのですが、背中の白か、長い触角か、枝にしがみついている4本の脚のどれかが目に入ると見つかります。
きっと少し移動はすると思いますが、越冬して来年の春まではいるでしょう。
昨日は非常に寒かったが、今日は気温が上がり陽ざしも強かった。
そして、超強力な台風がまた日本列島を縦断するということだ。
ということで、明日から数日は台風の影響があるので、公園に行ってみた。
すると、見つけにくいところにいたが、なんとセミがいた。
ツクツクボウシのようだ。死んでいるのかと思ったが、ゆっくり動いていた。
ツクツクボウシはセミの中では最後まで鳴いていたが、でもまだいたのだ。
横に回って撮影してみる。
この木はヤマウコギで、実はここに先日タテジマカミキリがいたので見に行ったのだが見つからず、ツクツクボウシがいたという次第です。
7月16日に「真夏のタテジマカミキリ」と題して記事を書いたが、その後のタテジマカミキリの様子です。
当時は何カ所かのヤマウコギにいたのですが、それでも次に行った時にはいたりいなかったり、そしてまた戻ってきたりしていた。
8月12日には、交尾は確認していないがヤマウコギにペアでいた。
Wさんによると、そのうちハリギリにいるのを見ることもあったという。
そして最近は、ヤマウコギには全くいなくてハリギリやタラノキに10頭ほどいるという。
久しぶりに見に行くと、ヤマウコギには全くいない。
そしてタラノキに珍しく上向きにしがみついているのを見つけた。
さて、このタテジマカミキリはいつまでいるのだろう。
と言うのも、とっくに交尾して産卵もしたものと思っていたのだが、いろいろ調べたら、このまま越冬して来春産卵するみたいだ。
そうすると、その卵が成長して羽化するのはいつなのだろう。それから今回のように7月頃には成虫になるのだろうか???
チョウやトンボだと、いつごろ成虫が現れて幼虫の期間はどのくらいというのが調べるとわかるのだが、タテジマカミキリはどうもわからない。
三重県総合博物館のサイトでは「タテジマカミキリの幼虫期間は3年ほどで、樹木の幹の中で蛹になって秋に羽化します。」とあった。
幼虫期間が1年以上なら、納得である。
ところが、愛知県森林センターの報告書には、「恒温庫内で、卵は4~5日でふ化し、ふ化から羽化脱出までの期間は、25℃で 124∼148 日、20℃で. 157∼177日であった。」とある。そして、「1年1世代であると示唆される。」とも記されている。
今年は異常気象で暑かったので、4月頃産卵されたのが7月初旬に成虫として出てきたのだろうか?
タテジマカミキリは成虫越冬のところと、材の中で越冬するのがいたり、地域によって異なるので、一概にどうと言えないかもしれない。
いずれにしろ、今年はずっと観察を続けようと思う。
もう何年も前から、越冬中のタテジマカミキリを地元で探しているが、いまだに見つからない。
カクレミノは沢山あるし、ヤマウコギもあるし、タラノキやハリギリもあるのだが、見つからない。
横浜の公園で越冬中のを何度か見て、かなり見つけにくいとはわかっているが、やはり探し方が悪いのか。
小山田緑地では越冬中のを見たと聞いたが、尾根幹線を越えた八王子側は寒いので、成虫越冬ではなく材の中で越冬して春に成虫が出て来るのではとも考えてしまう。
ところが、今年になっていろいろと情報が入ってきた。
ひとつは、高尾で成虫越冬を見たという情報。
それなら南大沢でもできるはずと思ったら、さらに長池公園で今年成虫越冬を見たというのである。
やられた、一番乗りを目指していたのに。
でも、今度の冬が楽しみになった。
ところがなんと、Wさんはこの暑い中、先週長池公園で2頭も見つけたというのである。
越冬中以外見たことがなかったのだが、真夏にもみられるのだ、とびっくり。
それはそうだ、繁殖しなければならないのだから、夏だっているはず。
Wさんに教えてもらって、早速撮影に行った。
これは見つけにくい。
中央やや上にしがみついている。
違うところにいたのも見つけにくい。
良くも見つけたものだ。
これは、どうも枝をかじっているようにも見えるが。
触角は長いので、これで見つかることもある。
それにしても、キイロトラカミキリなど忙しげに走り回るカミキリばかり見ていると、何ともおっとりしていて動かない。
そこで、顔も撮らせてもらう。
その後別の場所にも複数いたということで、合計3か所で4頭いたことになるが、その後どこへ行ったのか2頭に減ってしまった。
でも、これでこの地域でも活動していることがわかったので、今後が楽しみだ。
昨日、久しぶりに花虫さんの観察会に参加した。
寒い朝で、ミゾレまで降り始めた。
昨年もこの時期の観察会で、越冬中のタテジマカミキリを撮影したのだが、今年も越冬中のがいるという。
ところが、観察会が始まる前に別のタテジマカミキリを見つけるぞと張り切っていた花虫さんが、本当に見つけてしまった。
60cmくらいのハリギリの幼木です。
こんな細いハリギリにいるとは思わなかった。
もう少し近づいて反対側から見ると、こんな感じで長い触角を下にしてしがみついていた。
さらに近づくと、こんな顔をして冬中じっとしているみたいだ。
しかし、これを見つけるのは至難の業だ。
別の場所のヤマウコギにいたのは、地上1mくらいの斜めの枝の下側にしがみついていた。
横から見ると、しっかりと脚でしがみついている。
南大沢ではなかなか越冬中のタテジマカミキリは見つからない。
町田市図師では見られているというので、いるのではないかと思うのだが・・・