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森の里ホームズのブログ

全身性エリテマトーデス:COVID-19 mRNAワクチンによる障害報告のレビュー

全身性エリテマトーデス:Dr Mark Trozzi(マーク・トロッツィ博士)がCOVID-19 mRNAワクチンによる障害報告に関する査読済み論文の約1,000件を掲載したサイトの紹介の続きです。

1000 peer reviewed articles on “Vaccine” injuries

その中で34項目目の「全身性エリテマトーデス(Systemic Lupus Erythematosus:SLE)」の論文リストです。

免疫系が自己の組織を攻撃し、罹患した臓器に広範な炎症と組織障害を引き起こす自己免疫疾患。関節、皮膚、脳、肺、腎臓、血管などが侵される。治療は有効であるが、完治はしない。
全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus: SLE)とは全身のさまざまな臓器に炎症や障害を起こす自己免疫疾患です。特に関節、皮膚、腎臓、神経などを中心に症状が現れます。病気の原因は不明ですが、20-40歳台の女性に発症しやすいことが知られています。
症状は多彩であり、発熱、全身倦怠感などの全身症状、関節痛、皮疹、光線過敏症、脱毛、口内炎がしばしばみられる症状です。もっとも有名なのは両側の頬部と鼻に広がる皮疹で、蝶形紅斑と呼ばれます。重症の方の場合にはループス腎炎と呼ばれる腎臓の障害や神経精神症状などを生じることもあります。しばしば、シェーグレン症候群や抗リン脂質抗体症候群などの他の自己免疫疾患を合併することが知られています。 検査結果では白血球減少、血小板減少や免疫グロブリンの増加、補体の低下が出現することがあります。この病気では抗核抗体が陽性になり、よく出現する自己抗体としては抗ds-DNA抗体、抗Sm抗体、抗リン脂質抗体があげられます。

Fatal systemic capillary leak syndrome after SARS-COV-2 vaccination in a patient with multiple myeloma: 
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34459725/

Systemic capillary extravasation syndrome following vaccination with ChAdOx1 nCOV-19 (Oxford-AstraZeneca): 
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34362727/
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他の文献
Presentation of SLE after COVID vaccination in a pediatric patient
Meghan Corrigan Nelson
https://bmcrheumatol.biomedcentral.com/articles/10.1186/s41927-022-00313-8
成人では、コロナウイルス疾患2019(COVID-19)mRNAワクチン接種直後にSLEが発症した症例がいくつか報告されている。14歳の男性が、Pfizer-BioNTech社製COVID-19ワクチンの3回目の接種の2日後に、黄斑丘疹性口唇発疹、関節炎、胸膜痛、クラスV(膜性)ループス腎炎などのSLEの検査所見および臨床所見を呈した。

Systemic lupus erythematosus after COVID-19 vaccination: A case report
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jocd.14386
初回ワクチン接種から2週間後に階段の上り下り時に右膝の痛みを訴えた22歳の女性に、Covishieldによる新型コロナウイルス感染症ワクチン接種後の全身性エリテマトーデス(SLE)の症例を報告します。

⇒ COVID-19 mRNAワクチンによる障害の報告のまとめサイト


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