年の瀬になると子どもの頃の風物詩だったのが、「ゴジラ」。
お正月映画として毎年制作されていて、それが毎回楽しみでした。
小学生の頃、レンタルビデオで借りた「ゴジラVSビオランテ」、何回見た事か。
「モスラーや、モスラー♪」の歌、暗記していたし。
今でも実家に帰ると、自分の部屋として使っていた一室の壁には、
「ゴジラVSデストロイア」の劇場ポスターがでかでかと貼ってあります。
俗に言う「平成ゴジラシリーズ」、まさにど真ん中の世代やったし、
実際の所、ゴジラは「平成ゴジラ」が名作ぞろい。
ガメラも「平成3部作」のクオリティーはすごいと感じていて、
ジオラマに特撮っていう手法は今見ると「なんかねぇ」なんやけど、
CG全能の今の映画よりも、確実に90年代の怪獣特撮映画のほうがアツいと思っています。
あれだけゴジラが好きだったけど、
1999年に「ミレニアムシリーズ」として復活したゴジラは
なんだか薄っぺらく感じ、テンションは年々下がり、
現時点の東宝ゴジラの最終作「ゴジラ ファイナルウォーズ」に至っては、
とうとう観に行かなかったのやけど、
それでも相変わらずゴジラは大好きで。
制作されなくなって以降、もう何年もたち、
大好きなんやけどもう昔の思い出になりかけた頃、
2011.3.11
「○○市、壊滅」なんてニュースで連呼される状況なんて、
怪獣映画以外、あるなんて思ってもみなかった。
2011.3.14
「メルトダウン」なんて単語が現実に連呼されるなんて、
信じられなかった。
平成シリーズのラストに、ゴジラはメルトダウンして東京に放射能を巻き散らかして崩壊。
ニュースを前に、正直「メルトダウン」なんて現実に起こりえるの…と呆然とした。
ちょっと衝撃すごかった。
とんでもないこと起きてる感でいっぱいになった。
よくも悪くも、「なんてものを題材にした作品やったんや」と思う。
それゆえに、もうあまり安易に「ゴジラ」作品、復活させるのは難しいんかな…とも思え、
後日、その点だけは寂しく思った。
放射能、原子力の怨念あってのゴジラであって、
そこをオブラートに隠したゴジラ復活だったら、それはただの怪獣格闘ごっこやと思うし、
実際「ミレニアムシリーズ」はそうやったし。
いつだったか、政治の世界でくそ真面目に
「UFOやゴジラが来たら、自衛隊は対処できるのか」というテーマが語られたことがあって。
その時、自民党・石破(当時)大臣は、
「ゴジラが来たら、自衛隊は災害派遣を法的根拠に対処する」と、
個人的な意見と言いつつも回答していた。
有害鳥獣の駆除、とか、破壊行為の抑止、とか、国土防衛じゃないんやと思うと同時に、
ゴジラを「災害」として見なしているところに、ちょっとなるほどとも思った。
いや、現時点の法律では、災害派遣としてしか出動できる権限がないってことなんやろうけど、
妙に「災害」っていう捉え方がストンと落ちついた。
突如降り掛かる、人の力で対処しようのない「災害」。しっくりくる。
この考え方というか捉え方というか、価値観みたいなもんが、
いまひとつアメリカには伝わっていなかったと思えるのが、
90年代に制作されたハリウッド版「GODZILLA」。
巨大イグアナが都市に現れ、大暴れしまくったという感じで、
「うーん、違うんやけどなぁ」感でいっぱいやった。
いや、なんかつらつらいろいろ書いてしまったのは、
来年、再度ハリウッドで「GODZILLA」が制作・公開されるそうで、
その予告編が公開されたので、さっそく飛びついたのですが。
雰囲気はかなり東宝版を意識してくれている感じ。
マッチョな気がするけど、確かにこれはゴジラやなと。
期待していい? 今度は期待してもいい?
ワクワクが止まらないと同時に、
こんな年末も、なんか本当に久しぶりやなーって。
お正月映画として毎年制作されていて、それが毎回楽しみでした。
小学生の頃、レンタルビデオで借りた「ゴジラVSビオランテ」、何回見た事か。
「モスラーや、モスラー♪」の歌、暗記していたし。
今でも実家に帰ると、自分の部屋として使っていた一室の壁には、
「ゴジラVSデストロイア」の劇場ポスターがでかでかと貼ってあります。
俗に言う「平成ゴジラシリーズ」、まさにど真ん中の世代やったし、
実際の所、ゴジラは「平成ゴジラ」が名作ぞろい。
ガメラも「平成3部作」のクオリティーはすごいと感じていて、
ジオラマに特撮っていう手法は今見ると「なんかねぇ」なんやけど、
CG全能の今の映画よりも、確実に90年代の怪獣特撮映画のほうがアツいと思っています。
あれだけゴジラが好きだったけど、
1999年に「ミレニアムシリーズ」として復活したゴジラは
なんだか薄っぺらく感じ、テンションは年々下がり、
現時点の東宝ゴジラの最終作「ゴジラ ファイナルウォーズ」に至っては、
とうとう観に行かなかったのやけど、
それでも相変わらずゴジラは大好きで。
制作されなくなって以降、もう何年もたち、
大好きなんやけどもう昔の思い出になりかけた頃、
2011.3.11
「○○市、壊滅」なんてニュースで連呼される状況なんて、
怪獣映画以外、あるなんて思ってもみなかった。
2011.3.14
「メルトダウン」なんて単語が現実に連呼されるなんて、
信じられなかった。
平成シリーズのラストに、ゴジラはメルトダウンして東京に放射能を巻き散らかして崩壊。
ニュースを前に、正直「メルトダウン」なんて現実に起こりえるの…と呆然とした。
ちょっと衝撃すごかった。
とんでもないこと起きてる感でいっぱいになった。
よくも悪くも、「なんてものを題材にした作品やったんや」と思う。
それゆえに、もうあまり安易に「ゴジラ」作品、復活させるのは難しいんかな…とも思え、
後日、その点だけは寂しく思った。
放射能、原子力の怨念あってのゴジラであって、
そこをオブラートに隠したゴジラ復活だったら、それはただの怪獣格闘ごっこやと思うし、
実際「ミレニアムシリーズ」はそうやったし。
いつだったか、政治の世界でくそ真面目に
「UFOやゴジラが来たら、自衛隊は対処できるのか」というテーマが語られたことがあって。
その時、自民党・石破(当時)大臣は、
「ゴジラが来たら、自衛隊は災害派遣を法的根拠に対処する」と、
個人的な意見と言いつつも回答していた。
有害鳥獣の駆除、とか、破壊行為の抑止、とか、国土防衛じゃないんやと思うと同時に、
ゴジラを「災害」として見なしているところに、ちょっとなるほどとも思った。
いや、現時点の法律では、災害派遣としてしか出動できる権限がないってことなんやろうけど、
妙に「災害」っていう捉え方がストンと落ちついた。
突如降り掛かる、人の力で対処しようのない「災害」。しっくりくる。
この考え方というか捉え方というか、価値観みたいなもんが、
いまひとつアメリカには伝わっていなかったと思えるのが、
90年代に制作されたハリウッド版「GODZILLA」。
巨大イグアナが都市に現れ、大暴れしまくったという感じで、
「うーん、違うんやけどなぁ」感でいっぱいやった。
いや、なんかつらつらいろいろ書いてしまったのは、
来年、再度ハリウッドで「GODZILLA」が制作・公開されるそうで、
その予告編が公開されたので、さっそく飛びついたのですが。
雰囲気はかなり東宝版を意識してくれている感じ。
マッチョな気がするけど、確かにこれはゴジラやなと。
期待していい? 今度は期待してもいい?
ワクワクが止まらないと同時に、
こんな年末も、なんか本当に久しぶりやなーって。