今年始め、寒い風の吹く日、
お昼休みに通りかかったショッピングモールで
PRチラシを受け取りました。
「愛・地球博」の告知パンフレットでした。
中央にはマンモスのシルエット、それを取り囲むように
様々な国や地域の人々、緑。
ああそうか、この春なんや。どんな雰囲気なんやろなぁ…。
急にわくわくしてきました。
前述の、小学生の頃に行った「ぎふ中部未来博」を思い出しました。
それはお祭りとも遊園地とも有名観光地とも違う、
独特な世界でした。期間限定のファンタジーでした。
意識しだしたら、
なんだか博覧会関連のものが気になってしょうがなくなりました。
JR東海のPRポスター。リニアモーター、ついに実現。
遠い未来の感覚だったものが、目の前に迫っていた驚き。
グラフィックデザイナー・原研哉氏のつくった
愛知万博、プロモーション時のデザインの数々。
江戸時代の博物図絵「本草圖説」のもつパワー。
人以外のものに向き合い、
その上で想像力を加味できた日本人に気がつきました。
平凡社刊「別冊太陽・日本の博覧会」
急速な西洋化の時代。混じりあう文化のおもしろさ。
ハイカラな建物に翻る日の丸の国旗。
たくさんの文化に対する好奇心があふれた時代の空気。
「Art jam Sesstion」
差し迫った時間の中で、表現したいテーマとして
『博覧会』が見えました。
小学五年生の僕は、地元での博覧会にわくわくしました。
来月に迫った愛知万博にも、わくわくしています。
今回描いた6点の作品を見て、少しでもわくわくを感じてもらえたら
それが僕には、何よりも嬉しいです。
寒い中、足を運んでいただけた皆さん
本当にありがとうございました。