COLORFUL FURIKAKE-Memo

日々のことつらつらと

絵本のすごさ

2010-02-11 13:35:16 | Weblog
とある企画で悩んでいて、
ここ数日、図書館へ行ったり本屋行ったりして、
絵本を眺めています。

で、ちょっと印象に残りまくって打ちのめされた絵本がいくつか。

■「ずっと そばに」作・絵:いもとようこ
ものすごい数の絵本を作っている作家さんなのに、
実は読んだことなかったという。
何冊か手に取り、ぱらぱら読んだのやけど、
とても優しくてかわいい動物たちの絵を見て、
以前から勝手に自分が思い描いていたのよりも、
遥かに考えさせられるもの、テーマがたくさんあって、
ちょっとこれは“読まずぎらい”やったなぁと。
特にこの「ずっといっしょに」は、正直衝撃の展開で、
これ、読み聞かせをしたら、子どもは静かになるやろうなぁ。
でも、十分すぎるくらい考えさせられるものがあって、
きっとこの物語は、大人でも子どもでも忘れないと思う。

■「白いからす」作・絵:ほんまわか
これ、手に取って読み出して、あっと思った。
何年か前に、何かの絵本コンペで賞を受賞されていた絵本で、
その時の作品がすごく印象に残っていたから、
この出版はなんだか嬉しく思った。
少し展開は変わっていたけど、出版にあたって更に構成を練られたんやなぁと。
戦争で肉親やすむ場所を失われた人たちが、絞り出すように願う「白い鳥」
みんなが願うその鳥を確かめようと、一羽のカラスは飛び続け…。


両方の絵本とも、主張をそのまま文章にすると、
とても説教じみたことになってしまう。
やけど、絵本にはその主張は文章としては盛り込まれていない。
ただ、読み終わった後に、しみじみ痛感させられる。
押しつけじゃない、こういう表現ができるところに、
絵本のすごさがあるなぁって、本当に思った。

堺市西文化会館で絵本展やってます

2010-02-10 01:33:51 | Weblog
懐かしいご縁もあって、堺市西区、ふたたびです。

森朋浩クレヨン画展「絵本のひととき」

〈会期〉2010年2月9日(火)~21日(日)
    AM9:00~PM9:00まで(最終日は12:00まで)/月曜日休館

〈会場〉堺市立西文化会館(ウェスティ)6階・7階展示コーナー
    堺市西区鳳東町6丁600 TEL:072-275-0120
    http://www.sakai-bunshin.com/nishi/index.html
     ●JR阪和線「鳳駅」より徒歩約5分

実は絵本展と称しながら、ガラスケース展示なので絵本手に取れません…。
でもキャプションで物語を添えているので、絵からイメージ膨らませてもらえたら…すごく嬉しいです。

そして気に入っていただけたら、是非その足で、
堺市の中区になりますが、絵本のお店「RiRE」さんに足を運んでいただけたら、さらに一層嬉しいです。
展示している絵本、3冊とも手に取っていただけます。

〈RiREさんのホームページはこちら〉

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さらに今回は脱線して、もうひとつ。
原画の搬入は相変わらず電車でゴロゴロヨタヨタ向かったのですが、
JR鳳駅を出てすぐにある小さなだんごやさん「丹波屋」、
以前から通りかかるといいにおいがして気になってました。
で、日曜の搬入前に初めてそこのだんごを買ったのですが、
これがもうすごくおいしい!
「みそだんご」、最高の味付けです。
その時は買わなかったけど、「きじょうゆだんご」もおいしそう。
搬出で鳳いく際も、絶対食べようと決めました。

そのだんごの「丹波屋」さん、
気になって調べてみたら関西にいっぱいお店があるようなので、
要チェックしとこうかと。
個人的にはだんごもいいけど、イメージビジュアルで用いてるイラストが、
『日本むかし話』テイスト炸裂で大好きです。
こういう絵も描きたい。

〈丹波屋のホームページはこちら〉