七光りとサラブレッドじゃけん

　きょねん竹内結子を失うたわしら、こんな悲しいコトはやめにしよう思うとった。

んじゃが、またしても自らイノチを断つようなデキゴトが起きてしもうたけん。

いや、真相はまだ解らんのじゃが……。

とにかく彼女はもう戻ってこんけん。

わしがいちばん悲しいのはのう……、

あのアニメを観て憧れたコドモたちが、これをどう受け止めるかじゃ。



なんでじゃろちう疑問に、キチンと答えられるオトナはおらんけん。

もちろんそこに至るまでの葛藤はあったはずじゃ。

それはわしらには理解できんほど、暗くて深いものだったけん。

彼女の演じたプリンセスを愛したひとたちが、救う手立てになったのでは？。

いや、逆にそれが重荷だったのかも知れんのう……。



それとも、銀幕のスターとトップアイドルを両親に持つコトが重荷だったんじゃろか？。

んでも、父譲りの演技力と、母譲りの歌唱力を備えとるのじゃ。

彼女の実力があればこその活躍だったワケじゃけん。

冥福を祈って、「ドラゴンヘッド」のDVDでも借りてくるかのう〜……。