・・・こうしたなかで、あまりにも国民を踏みにじる政治への批判が爆発し、民主党が参議院選挙で圧勝した。これで政治の流れが変わると期待したところで、政権交代の流れを壊すあの大連立騒動が起きた。主役はなんと小沢一郎だった。
アメリカのある大シンクタンクの日本研究の責任者が「選挙が終わると同時に、小沢一郎の側近3人がワシントンにきていろいろな人に会って帰った」と話していた。それは不思議な話ではなかったが、彼が「その後の小沢の講演や演説をわれわれはずっとフォローした」という話には驚いた。小沢は「自分が政権をとったら自衛隊をISAF(国際治安支援部隊)に参加させる」と発言し始めていたと言う。
・・・大連立を仕掛けたのは、読売新聞会長の渡辺恒雄だった。先日、英国の著名な新聞から長時間のインタビューを受けたが、「欧米では、大新聞社の社長がこんなことをやったら、その新聞社は信用を失うだろう。日本では問題にされず、高い地位と強い発言力を持っている。日本は民主主義国ではないのではないか」と聞く。私は「日本は民主主義国ではない。民主主義国の振りをしているだけだ。アメリカがおだてるから、渡辺恒雄みたいな化け物が出てくる。日本をしっかり見てもらいたい」と言った。ともかく、日本が異常な国であることが、渡辺恒雄という化け物の存在と行動によって海外に知れ渡った。
渡辺恒雄は何十年も前からアメリカと一体だと言論界では言われてきた。ただ、大新聞社の社長なので、みなが遠慮してこのことを言わないだけだった。彼と中曽根康弘、森喜朗が水面下で動き、大連立のための党首会談をセットしたと言われている。おそらく噂のとおりだろう。アメリカの国益を最優先する3人の大ボスが仕掛けたものだ。小沢はこれに乗せられた。森田実の言わねばならぬ[833]2007.12.30(その4) http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03949.HTML
● 渡辺恒雄 とは ● 中曽根康弘 - Wikipedia ● 森喜朗(「サメの脳みそ、ノミの心臓、オットセイの・・・」)
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(ブログ内、過去の記事)● 小沢さんは、「蟷螂の斧 か」? ネオコンの圧力に屈するなかれ! 小沢さん、「死中活あり 」です!