(森田実)・・・《アメリカのサブプライムローン市場の崩壊に端を発した株価の大暴落は、相当に根が深い。特に、日本はここ数年、「構造改革」で国内需要を極端に圧縮してきたために、輸出依存が過去最高の水準まで上昇しているので、外需の減少と円高で、日本経済は戦後最大の危機に直面している。・・・
・・・ここ ( 国民新党が、2008(平成20)年1月25日に発表した暮らしを守る緊急20兆円経済対策 ) に書かれたことは、大変に重要である。いずれも正しい指摘である。整理しよう。
(1)日本経済は戦後最大の危機に直面している。
(2)日本経済は、大不況にもかかわらず物価が上がり始めるという異常な事態(スタグフレーション)に陥る疑念が濃厚になっている。
(3)国民と政府が保有している金融資産を国民のために使えば、経済危機を克服できる。
(4)切り詰めるだけでは、経済規模も財政も縮小していくだけである。日本経済への適正な投資による経済規模の拡大が必要である。
(5)ヘッジファンド の投機的な行動を規制すべきである。市場の安定化を一層促進すべきである。
以上の国民新党の提言を、すべての政治家、すべての政党が、前向きに、真剣に研究し、合意形成に努め、実行すべきである。(つづく)2008.2.16(その1) 経済政策論争を起こせ! 政治は国民生活第一主義を貫け!――国民生活を守るため政府・与党と民主党は、小事へのこだわりをやめて、国民新党の提案を前向きに議論すべし《3》国民新党の「暮らしを守る緊急20兆円経済対策」を実行しよう!(森田実の時代を斬る )
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Yahoo!ニュース - 食料品の値上げ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/food_price/
石油卸価格約7円値上げ ガソリン155円 灯油は1800円台も視野に
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/071129/env0711292301002-n1.htm
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1)格差社会
米国では貧困以下の人口は3900万人で、年々100万単位が増加
世界では貧困以下の人口が30億人、さらに極貧が10億人
米国の貧困の4原因は、石油の高騰、低い最低労働賃金、逆進課税の税制、グローバリゼーション
※それら全てが政治の腐敗とリンクしている
( 新たな黄金時代―腐敗政治と経済混乱が新時代の革命を生む のカスタマーレビュー )