■ おくりびと／納棺師

パフェの後は久しぶりの映画
おくりびと

所属する東京のオーケストラが解散し職を失った
チェロ奏者の大悟は演奏家を続けることを諦め、
妻の美香を連れて故郷の山形に戻ってくる。

早速、求人広告で見つけたＮＫエージェントに面接に出かけ、
その場で採用になるが、それは遺体を棺に納める納棺師という仕事だった。

戸惑いながらも社長の佐々木に指導を受け、
新人納棺師として働き始める大悟だったが、
美香には冠婚葬祭関係の仕事に就いたとしか告げられずにいた。


しみじみと良い映画でした
儀式は美しくあれ　　

　
■オープンしたばかりの新宿ピカデリー


■納棺師
特別に試験とか資格が必要な「さむらい」の「士」とは違う
違うだけに「複雑」

■葬儀・埋葬
葬儀屋も資格・届出を必要とされないから誰でも出来る
宗派も知らずに葬儀屋を営む輩が居ると嘆く古い葬儀屋さん



■とんでもない葬儀に関わった事がある　　

交通事故で危篤状態の時　病院に呼ばれみとった
夫を亡くした妻が葬儀屋に頼まず　自分で葬儀を出すと言う

病院から自宅までの車・棺桶・骨壷・火葬埋葬許可・・・
二晩で全て手配し
御礼の下書きと経を喪服の袖に入れ出棺を見送った

自分がやると宣言した妻も凄いが
関わった人達も凄い

寿司屋の女将だった妻の料理も見事
信楽焼の骨壷も見事

葬儀屋も坊さんも居ない葬式
そこに居る数人が葬儀屋で納棺師だった
ドラマチックでエキセントリックな三日間

葬儀に参列する度に思い出すけど　
あんな経験は二度と無いだろう