あるおうちに小梅ちゃんという可愛い可愛いシーズーがおりました。
その子は6才くらいだというのに
とっても「おばあちゃん」ぽかったので
おうちの人から「ウメたん」と呼ばれていました。
ウメたんはこの家に来る前に赤ちゃんを産まされていたり
粗悪なご飯を食べさせられていたようで
歯もほとんど無い状態でした。
そこでおやつもボウロやクッキーなど
歯が無くても食べられるものをあげていたのですが
ある時、お母さんの夢の中で金色の光が現れ、
「堅いものもあげてみよ。」
というありがたいお告げをいただいたのです。
そこでお母さんは魚の骨を燻製にしたものもあげてみました。
すると…
なんと、ウメたんは残り少ない奥歯で器用にかみかみして
食べ始めたではないですか。
時間はかなりかかりますがゆっくりと着実に食べ進めています。
まるでおじいちゃんがスルメをクチャクチャといつまでも
噛んでいるような…
でも、喜ばしいことばかりではありませんでした。
ウメたんがゆっくりおやつをいただいてる間、
もうすでに自分達の獲物を食べ終わったハイエナたちが近づいてきたのです。
ハイエナ
着実にハイエナは近づいてきています。
少しでも油断したら、
その時は!!!!!
ウメたん!危ない!!!
ウメたんも気配に気づいたようです。
どうなる???ウメたん。
果たしておやつは完食出来るのか!?
つづく…