忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

続 イスラエル博物館所蔵「印象派・光の系譜」

2022-01-09 13:26:50 | おでかけ
ということで先日の展覧会のお話の続きです。

私がこの展覧会でいちばん見たかった絵画。
おそらくこの絵がなければ見にいかなかったでしょう。
それだけ惹きつけられた絵はこちら。

     

シャルル=フランソワ・ドービニーの「花咲くリンゴの木」です。
リンゴの花ってすごく好きなんですよ。
かわいらしくって。
限りなく白に近い、薄いピンクのちっちゃな花。
そういえば私がたまに夢の中で見るあの雪のような木の花。
ひょっとしたらリンゴの花なのかもしれませんねー。
あまりに好きな絵だったのでスマホカメラ、いいVerのほうのカメラでも撮影しちゃいました。

     

違い、わかりますか?
若干こちらのほうが暗め。
一枚目の方が明るめのような感じがします。
実際に目で見た感じはこちらのほうが近いかな。
リンゴの木、ということで
ふとゴールズワージーの「林檎の樹」を思い出したのですが
これって読んだことあるのかなー。
たぶんあるのだろうと思うけどまったく内容を覚えてません・・・。(だめやん)

生命がぎゅっと凝縮された一枚になっているかと思います。
凝縮というよりは生命が降ってきてる感じ。
(※あくまで個人の感想です)
ほのぼのとした、調和した空間。一コマ。
すごく好きな一枚なんですよねー。
花のひとつひとつに花の精が宿っている感じ。
うーん、やっぱり好きだなー、この絵。
ちなみにちっちゃめの絵です。
そこも好き。←基本的に小さいものが好き

さてお次はこちら。

     

ギュスターヴ・クールベ「岩のある風景」です。
周囲の、若干暗めの色使いがゴツゴツしたじょうぶそうな岩の強い力を表してますねー。
青空があるからいっそう強さを感じられます。

     

同じく「森の流れ」です。
写真のようなリアルな絵ですね。
こまやかな光の描写って目で見てわかりづらいのに
色で表現できるって本当にすごい。←浅い感想ヤメナサイ

     

こちらはカミーユ・ピサロ「豊作」です。
自然と豊かに暮らしてきた人々の暮らしがうかがえますね。
平面の絵なのに立体的に見えます。

     

同じく「朝、陽光の効果、エラニー」です。
とっても気持ちよさそうな朝ですね。
のどかな田園風景。

     

同じく「エラニーの日没」です。
上にもでてきてますがエラニーとは村の名前。
ピサロが晩年移り住んだ場所とのことです。
シンプルに直線。
でもその直線のおかげで
地球が大きなものだということに気づかされますね。
大きな太陽が沈んでいく、
大きなエネルギーが落ち着いていくことのできる地平線。
広大な広大な地平線。

     

続いてポール・セザンヌ「陽光を浴びたエスタックの朝の眺め」です。
エスタックは地中海に面した町。
地中海、ということで温暖なイメージがありますよね。
陽光を浴びてポカポカ暖かい…と思うのですが
画像だとどことなく寒そうな感じがします。
絵として見たときはそんなこと感じなかったのですが。
おうちがいっぱい。
人々の生活の営みを想像させる一枚ですね。

     

同じく「湾曲した道にある樹」です。
樹が主役ですね。
樹が主役ってなんとなくうれしい。
この景色、ふとポニーの丘(@キャンディキャンディ)を思い出してしまった私です。

     

フィンセント・ファン・ゴッホ「麦畑とポピー」です。
これも好きだなー。
色合いが鮮やかでとっても生き生きしてる。
うーん、ポストカード買えばよかった~。
ポピーってかわいいですよねー。
そして麦も大好き。

     

同じく「プロヴァンスの収穫期」です。
先日のランチに登場した作品ですね。
ゴッホの黄色って特別ですね。
目をひきます。
黄色、金色。
収穫や実りにふさわしい色なのですね。

     

こちらはクロード・モネ「ジヴェルニーの娘たち、陽光を浴びて」です。
・・・娘・・・?
わらにしか見えないのだけど・・・。
と思ったらどうやらわらの束が娘に見えた、とのことで
描かれた作品のようです。
一見、素朴で平面で平坦な感じのする作品ですが
じっと見てみるとだんだんと空間が広がり、奥行きのある景色に変わっていく
不思議な作品でした。
かなり塗り重ねられているようです。

・・・ということで撮影可のブースはこれでおしまい。
撮影できるのって本当に画期的ですよねー。

あと「自然と人のいる風景」で気になったのが
ポール・ゴーガン「ウパ・ウパ(炎の踊り)」でした。
ゴーガンってゴーギャンのことですよね?
「ウパ・ウパ」というタイトルがなんだかかわいい・・・。
現地(タヒチだったかな???)の踊りを描いたものです。
現地の人々を下に見ているのか、
こういう絵(官能的?)を描くのは憚られてたようですが
ゴーガンはそのものをちゃんと描きました。
こういう踊りが禁止されていた、って書かれてあったかな、注釈では。
見えるものだけでなく、それ以上に深いものを描いたような気がします。
炎の前で踊る女性。
とても心に残る一枚でした。

     

     

上からの風景。
3Fと2Fが展示室になってました。

次は「都市の情景」のコーナーです。
この中で好きだったのがピサロの「テュイルリー宮廷園、午後の陽光」でした。
都市にも降り注ぐ陽光。
太陽は分け隔てなく光を注いでくれるんですね。
あとドガの「≪障害競走≫のあるアトリエ」は絵の中に絵が描かれているというちょっと変わった絵でした。
レッサー・ユリィの「冬のベルリン」「夜のポツダム広場」、これも素敵で
雨が降っているようすがすごくよくわかりました。
夜の雨、絵になるんですねー。

2Fに降りると特別展示のモネ「睡蓮・水の風景連作」が登場します。
「睡蓮」が3作品。
角度や距離を変えて見てみるとまた表情が変わってくるんですよね。
水のある風景ってとても好きです。
それにお花が加わる、最高です。
水と花、楽園です。
やはりここのコーナーは人が多かったですね。

となりのブースも特別展示。
オディロン・ルドン「グラン・ブーケ」です。
これはめちゃめちゃ大きかった!
とても華やかでした。

そして「人物と静物」のコーナーにうつります。
あまり人物画は興味がない(ヒドイ)ので
短めの鑑賞。
静物画は実家に飾ってあったくだものの絵を思い出しましたねー。←浅いにもほどがある感想
静物画といえばくだもの、ってテッパンなのでしょうか???

思ったよりスムーズに鑑賞することができてよかったです。
いかんせん印象派の展覧会って激混みのイメージしかないんで・・・。
作品の数もちょうどよかったです。

帰りはポストカードを数枚購入しました。
飾ってます♪

素敵な美術館でした。
建物も素敵だし、内装も素敵。
中庭もとっても素敵なので
庭園鑑賞もいいかもしれませんね。

     

中庭の入り口の時計。
おしゃれ。
ショップもいろいろありました。

     

もちろんショップのピクミンもゲット。(笑)

     

再度ティファニーの入り口。
縁がないので画像だけでもセレブ気分。(笑)

ということで長々と書いた、ひさびさの展覧会でした。
やっぱりたまにはいいですよねー。
ただ美術館ピクミンはゲットできなかった・・・。
また別の美術館に行ったときにでもゲットしよう・・・。←目的は何!?

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2 コメント

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Unknown (キエス)
2022-01-09 14:59:19
こんにちは~
三菱一号美術館素敵ですよね~
一回だけ駆け足でしか見れなかったので
じっくり見て回りたいと思ってます
ちょっと体験させてもらって ありがとう💕

大学時代、美術史の某先生はレベルが低いから
印象派をやると人が多く入るようなことを言われてたけど 印象派は見易くて好きです
風景画好きだし

コロナ禍が早く収まってくれないと東京は遠い

感染対策しっかりして またレポートお願いします❗️
返信する
Unknown (モクレン)
2022-01-09 16:44:34
こんにちは♪
美術館まわりながら、
(キエスちゃんもこの美術館まわったかなー?、カフェも行ったかなー?)なんて考えてました。
本当に素敵なロケーションですよね~。
ピクミンだけでなく、ピクルスちゃんも連れてくればよかった。

先生、そんなことおっしゃってたんだねー。←記憶にない
でもそのことばがあったから無意識に印象派の展覧会、避けてたのかも(笑)
でもやっぱりきれいなんですよね、印象派。
やっぱり光のある絵を求めちゃいます。

そのうちポストカード、送るので見てね♪(少しだけど)
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