忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

世界遺産 ラスコー展

2016-12-14 10:20:55 | おでかけ
昨日は上野に行ってきました。
国立科学博物館で開催されている特別展「ラスコー展」を見るためです。
ラスコーの洞窟壁画といえば
世界史の教科書の最初のほうに載っている、クロマニョン人が描いたとされる洞窟壁画です。
とてもなじみのある名前。
これはぜひとも見に行かなきゃ!と楽しみにしていました。
そして相棒に切々とそのよさを訴え、半強制的に同行させました。(^^;)

ラスコーはパリのはるか南、ボルドーの近くにある地名です。
地元の少年たちがたまたま発見した洞窟壁画。
観光客がおしよせ
洞窟はかなり悲惨な状態に。
なので現在・・・というか1963年以降は非公開になっています。

今回の展覧会、本物の一部がくると思いこんでいたのですが
本物を忠実に再現したものでした・・・。
ガーン・・・とショックを受けたのですが
当時のランプや彫刻もくる、ということでそれを楽しみにすることにしました。

クロマニョン人は旧石器時代のホモサピエンス、いわゆる新人と呼ばれる人類。
二万年もの昔にアフリカからヨーロッパにやってきました。
当時は氷河におおわれ、マンモスやオオツノジカ(ハイジのおおつののダンナを思い出す・・・)という
巨大な生き物が闊歩していた時代。
私の中でその時代はギャートルズ(懐)です。
マンモスのお肉、おいしそうだったんですよねぇ。

そういう大昔の人類だったのにもかかわらず、
意外にもオシャレで賢くてイケてたんですよね。
生きることで精いっぱいの時代だったのかと想像していたのですが
身長も高く(175センチくらいあったそうです)
アクセサリーを身につけ、ボディペインティングも施し
毛皮も加工して着ていたそうです。
服を作るための縫製技術、針もあり
今回その針が展示されていました。

クロマニョン人の特徴といえば火を使ったことですが
火を携帯するためのランプもありました。
獣脂をスプーンのようなランプに入れ、芯は植物を撚って作ってました。
そのランプを使って
暗い洞窟の中で壁画を描いたのです。

では何のためにいったい彼らは壁画を描いたのでしょうか?
それはいまだに謎でヴェールに包まれているようです。
・単なる娯楽
・呪術のため
・プラネタリム
・・・とTV番組では仮説をたてていました。

娯楽のために・・・とするにはあまりにも高度な技術。
暇つぶしでこれだけのものを描き上げるには説得力がなく、
プラネタリウム説もちょっと強引かな、と思うこともありました。
ただ夏至の日だけ太陽の光が洞窟に一直線に入ってくる、というのには驚かされましたが。
そうなるとやはり呪術説がいちばん説得力がある気がします。
偶像崇拝とまでいかないにしろ、
狩りがうまくいくように、との祈りや願いがこめられていたというのがしっくりくる気がします。

                                     *つづく*
コメント
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