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忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

禅シンプル生活のすすめ

2012-08-13 08:42:46 | BOOK
なぜか本屋さんでいっぱい積まれてあった本、「シンプル生活のすすめ」です。
TVかなんかで放送されたのかな?
気になったので
ぱらぱらとめくったところ、おもしろそうだったので読んでみました。

簡単なことばでアドバイス(?)がたくさん。
この本を読むと部屋のかたづけをしなきゃあなぁ・・・と思います。(^_^;)

どのページも平易なことばで心にしみることがらが書かれてあるので
行き詰ったときに
「えい!」と占い感覚で適当なページを開くといいかも。
今の自分にふさわしいことばが書かれているかもしれませんね。
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絵本 地獄

2012-08-12 08:29:25 | BOOK
今話題(?)の「絵本地獄」、購入してみました。
地獄、行ったことないけれど
(いや、これからも行く予定はないというか、いきたくないと思うけれど・・・)
すごくリアルな描写にくぎ付けです。

やっぱり怖いもの見たさでついつい見てしまうんでしょうね、子どもたち。
別にだれのものとは決めてなく、
テーブルの上においておいたら
ふつうに見ていたようです。
「地獄、行きたくない~。」と騒いでました。

地獄、いろんな種類がありました。
かまゆで地獄、針地獄、なます地獄・・・。
そのなかでも特にこわいのが無間地獄。
苦しみが永遠なのです。

もともとおとなしく、温厚な子どもたちですが
これを読んであらためて悪いことはしていけないと思ったらしいです。
部屋をかたづけないと行く地獄があればいいかも・・・とちょっぴり思いましたが
いちばんにその地獄に落ちるのは私ですね。(反省)

「地獄」を見てるとなんとなく救いようがないように感じるので
機会があれば対になっている「絵本極楽」も購入してみようかと思います。
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ボクを包む月の光

2012-06-29 20:02:44 | BOOK
忙しい日々が続いています。
なかなか本を読む時間もとれなかったのですが
ひさびさに本(マンガですが)を読みました。
「ボク月」の新刊がでたので購入。

いやぁ、やっぱり本を読むといいですねー。
心が潤ってきます。
今回、前半がパメラとカチコちゃんの親子愛(?)だったのですが
じ~んときました。
パメラのいろんな人に気を遣いつつも自分の気持ちに正直なところ、
「東京ラブストーリー」の赤名リカ(懐!)を思い出しちゃいました。
いや、私はリカ派でなく、数少ない(というかほとんどいないだろうけど)サトミ派なんですが。

後半は急展開。
輪くんと紫苑に何が!?っていう感じです。
蓮くんの妹が登場するのですが
その子の名前が「ちまこ」ちゃんらしいです。
このマンガに登場する人々、名前がかなり変わってますよね~。
「ちまこ」ちゃん、ひょっとして「地球を守る子」の略なのかなー?←推理してみた
間違っても「ちびまる子ちゃん」の略じゃないよね。(笑)
それにしてもやっぱり木蓮はきれい・・・♪

今日はバイトはお休み。
午前中は歯医者。
(そしてあいかわらずそのままバイト先に寄り、お買いもの。)
午後はゆっくりしてから
部屋の片づけでもやろうと思っていたのに
気づけば寝てました・・・。
う~ん、疲れがたまってるのかなー。
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日々のおしゃれ

2011-12-30 21:10:08 | BOOK
内田彩仍さんの「日々のおしゃれ」を買いました。
まだじっくりと読めてないのですが
やっぱりとてもおしゃれな方ですね。
シンプルなものばかりなのですがどれも素敵なお洋服ばかり。
そしてなにより内田さんのお洋服に対する丁寧な扱いがすばらしいですね。
こんな風に几帳面で繊細だったらどんなに私の人生もかわっていたか・・・。
まるっきり真逆な私です。


さて今年も今日と明日で終わりですね。
本当に時間の経つのは早いです。
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ふしぎなキリスト教

2011-10-06 19:56:18 | BOOK
先日池上さんの本のときに、
「新聞広告におもしろそうな本がある」と書きました。
実はこの本だったんですね。
本屋さんで見かけて「あ!これだったんだー!」とようやく納得。
そそくさと購入しました。
でも池上さんの本も読めてよかったです。

「ふしぎなキリスト教」です。
こちらも対談がベースとなってる本です。
この手の本って対談形式が多いのでしょうか???
橋爪大三郎氏×大澤真幸氏の対談です。
この本もすごく読みやすくてわかりやすかったです。
何がありがたいって地図があるのが本当にありがたい・・・。(^_^;)

三部構成になっています。
・一神教を理解する
・イエス・キリストとは何か
・いかに「西洋」を作ったか

一神教やキリストについてはほかの本でも読んでいてだぶるところもあったのですが
(でも非常に興味深かったです)
特におもしろかったのは第三部の『いかに「西洋」を作ったか』です。

自然科学の発達といえばやはり西洋。
この自然科学の発達にキリスト教が深く関わっているのです。
自然科学だけでなく、経済学などにも影響をおよぼしているキリスト教。
知れば知るほどなんだかすごいです。

本当はゆっくりこの本についても書きたかったのですが
いかんせん、この時間は子どもたちがジャマしにくる時間で
落ち着いて書けません。
かといってほかの時間には書けないし、あとに延ばし延ばしにすると
本の内容もうろ覚え・・・。
やっぱり頭がつるつるだと困りますねー。
最近本当に物忘れがひどいです。
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手塚治虫のブッダ 救われる言葉

2011-10-05 19:34:48 | BOOK
秋の夜長はやっぱり読書。
寝る前に少しずつ本を読むのが毎日の楽しみになっています。

今回は「手塚治虫のブッダ 救われる言葉」です。
やっぱり私の中で仏教といえば手塚先生の「ブッダ」なんですよね。
さすがに全巻買うわけにもいかないから
ダイジェスト版を購入。
「ブッダ」にでてくる心に残ることばとマンガの数コマが描かれています。
でもやっぱり全体を通してでないと
大切なことってみえてこないんですよねー。
実家からもってきたいくらい、私の中のバイブル(?)です。

先日の池上さんの本だったかな。
(なんかその手の本、読みすぎてどれに何が書いてあったかごっちゃごちゃになってるのですが。)
一神教と多神教の違いで
日本は多神教、たくさんの神を受け入れて
一神教を信じている人々は、とにかく神は絶対で唯一のものだとしています。
日本は神=近い存在、そのへんに宿ってたりするからとにかく身近、だと書かれてありました。
そう、友だち感覚なんですよね。
そういえば神、たくさんいますよね。
手塚治虫さんといえばマンガの神様。
ゲームだって神ゲーなんて表現しますよねー。(笑)
あげくに「ネ申」とまで書かれたり・・・。(^_^;)
けっこう神さまってお手ごろだったりします。
そもそも「お客様は神様です」なんて一神教の世界ではありえないでしょうし・・・。
神もカリスマも多い日本です。

話はそれちゃいましたが
この本の中で印象に残ったものを・・・。

死についてのお話。
――魂は自然の大気の中へと戻っていく。
そしてまた、親しい魂は、再開できるのだ――
これ、「ぼく地球」を思い出します。
死を目前にした木蓮が紫苑に言ったことば。
「私たちは未来へ還るの・・・」と。
とても深いことばです。

それから「衆生」。
――生きものに優劣はない。みなどこかでつながり、
助け合って生きているのだ――
とかく人間が中心になってしまうこの世界。
自分のためならほかの命は関係ない、
どこかでそんな驕りの気持ちはないでしょうか。
ほかの人や生きもののことを思いやる気持ちを忘れてはならないと思います。
謙虚に生きることが大切なのではないのでしょうか。
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池上彰の宗教がわかれば世界が見える

2011-10-04 19:46:41 | BOOK
どこからか金木犀のいい香りがするなぁと思っていたら
裏の公園からでした。
大きな木があったの、今まで気づきませんでした。
昨日も病院へ行く途中、子どもたちと「いいにおい~♪」とうっとりしてました。

池上彰さんの「池上彰の宗教がわかれば世界が見える」を読みました。
以前、新聞の広告に載っていた本がすごくおもしろそうだったのですが
いかんせんタイトルを忘れてました。
キーワードはキリスト教、イスラム教、世界・・・で、
新書だったいうのは覚えていたのですが。(^_^;)
おそらくこれだろうと思い購入しました。
(※でも実は別の本だったということが判明。)

さすが池上さん。
すばらしくわかりやすい解説です。
ここまで世界情勢と宗教がかかわりをもっているなんて思ってもみませんでした。
池上さんが7人の専門家と対談していて
その話が中心なのですが
特におもしろかったのが第一章。
『宗教で読み解く「日本と世界のこれから」』です。
東日本大震災・ビンラディン殺害・中東革命、など、現代社会と宗教との関係です。
この第一章を読むだけでも購入する価値はあるかと思います。
あのシー・シェパードという名前もキリスト教と深いかかわりがあるなんて
まったく知りませんでした。

一神教と多神教の違いもすごく興味深かったです。
イスラム教の「天国」のイメージは、
清らかな水がたくさんあって木陰があって食べ物があって・・・そういう豊かな場所なのです。
厳しい砂漠で生きている人たちにとってはこういう場所こそが天国なのですよね。
温暖な気候で、水も食べ物も豊富にある日本は天国そのものではないですか?
自然に感謝しなくてはなりませんね。

あと「ハルマゲドン」にしてもこんなに深刻な話だったとは想像していませんでした。
ハルマゲドン=終末戦争(もともとは最終決戦地のようでしたが)ですが、
ハルマゲドンを信じていたレーガン元大統領。
「核戦争がハルマゲドンかもしれない・・・」と日記に書いていたようです。
核のボタンを押せる大統領がそう信じていたら怖い話だ、と池上さんは書かれていましたが
まさしくそうですね。
本当に背筋がぞっとします。

どの対談もおもしろかったのですが
いちばん印象に残ったのは養老さんの「死んだらおしめえよ」の死生観ですね。

宗教と世界との関係が垣間見られる本、とてもおもしろかったです。
とにかく解説がわかりやすいです。
何度もくりかえし読みたい本です。
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ぼくたちが聖書について知りたかったこと

2011-09-27 19:43:24 | BOOK
池澤夏樹さんの「ぼくたちが聖書について知りたかったこと」(小学館)を読みました。
これもサインがめあてで購入したものでしたが
すごく内容の濃い、購入してよかったなぁと思える本でした。

池澤さんと聖書学が専門の秋吉教授との対談本なのですが
これが本当におもしろく、とにかく広くて深い知識が随所にちりばめられていて
このクオリティで1600円は安い!と思えました。
対談形式なので非常にわかりやすくかつ専門的な知識が豊富なので
次から次に頭の中にするっと入ってきます。
(ただいかんせん、このつるつる脳の私、するっと抜けてもいくので再度読み直しているところですが。)

池澤さんの応答もすばらしいんですよね。
これも知識がないと聞けないし、答えられない。
ただただ感嘆です。

世界中で読まれている「聖書」についてのお話です。
全部で三部に分かれていて
一部は「聖書とは何か」
二部は「ユダヤ人とは何者か」
三部は「聖書と現代社会」という構成になっています。
テキストとしての聖書、語り物としての聖書は「平家物語」を思い起こさせます。

特に興味深かったのが古典ヘブライ語には過去形がない、というお話。
なので過去に交わした会話も直接話法になるので未来志向にならないのです。
ところがギリシャ語(ヘレニズム世界での共通語)には時制がある、
天地創造の話を訳すときは過去形にして、ずっと物語を時間でおっていくようになる・・・。
古代ヘブライ語には「歴史」ということばもないそうです。

あと「進化」についても語られていました。
「進化」=よりよいものになる、のイメージがありますが
それははたして本当に正しいのか・・・。
新しいものがよくて古いものが劣っているのか・・・、
以前から本当に疑問を持ってました。
たとえばエジプトのピラミッドは「大昔の人間がこんなにすばらしいものを作ったなんて!」とよく言われますが
それはやはり新しいもの、新しい人間が優れているという意識が根底にあるからではないのか・・・?と
いつも疑問を抱いてました。
進歩しているのは人間ではなく、人間の作ったものが進歩しているので
何か錯覚を起こしているのではないのかなぁ・・・なんて思う今日このごろです。
人間としての能力は昔のほうが優れていたのかも・・・とひねくれものの私は思うのです。
話はそれましたが「進化」についても興味深いお話をされてました。

本を読みながら世界史の授業を思い出しました。
聖書とは無縁の私ですが、その聖書が書かれた背景を知るのはすごくおもしろかったです。
おもしろかった部分をあげていくとキリがないので
もし本屋さんや図書館で見かけたらぜひパラパラとめくってみてください。

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釈迦

2011-09-20 19:13:42 | BOOK
瀬戸内寂聴さんの「釈迦」を読みました。
おもしろかったのですが、このタイトルは「釈迦」とするよりは「釈迦の弟子」としたほうがよかったかもしれません。
釈迦が中心ではなく、釈迦の弟子が中心のお話になっています。
釈迦の弟子のお話はすごくおもしろかったのですが
肝心の釈迦自体の人物像があまり浮き上がってこなかったんですよね・・・。

尼僧のお話がすごく生き生きとしていました。
おそらく瀬戸内さんの得意分野であろう、愛についてのお話が
すごく重厚に語られていました。
なぜに「釈迦」のお話なのにここまで艶っぽい話になるのか・・・。(^_^;)
女性たちも多々登場するのですが
あまりにも強烈な女性陣の影に
釈迦の存在が薄くなってしまっているようです。
人間愛の話ではなく、男女間の愛のお話が中心になってるようです。

物語としてはおもしろくてあっという間に読めたのですが
はたして釈迦のお話になっていたかどうかは疑問です。
釈迦の苦悩もあまり伝わってこず、
ただ飄々とした感じの釈迦でした。
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「やなりいなり」手ぬぐい本

2011-09-10 19:23:12 | BOOK
「やなりいなり」といえば畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズの最新刊。
その「やなりいなり」の手ぬぐい本を購入しました。
う~ん、かわいい♪
濱文様さんの手ぬぐい本です。
綴じ紐を解いたらふつうの手ぬぐいになるのですが
もったいなくって解けません~。
とにかくかわいらしいイラストにくぎ付けです。
手ぬぐいのほうはとってもやわらか。
もうちょっとかさかさなイメージがあったのですが
すごくよかったです。
でも使うの、もったいないです。
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別冊図書館戦争Ⅱ

2011-09-05 12:47:13 | BOOK
台風の被害が甚大ですね。
今回の台風は長く大きく、本当に自然の力の怖さを見せつけられました。
被害にあわれた方へ心よりお悔み、お見舞い申し上げます。


「別冊図書館戦争Ⅱ」を読みました。
とうとうこれで「図書館戦争」シリーズもおしまい。
でもラストを飾るのにふさわしく濃い内容のお話でした。
最初緒形副隊長のお話、すごく切なかったです。
そして手塚と柴崎のお話。
こちらもすごく自然な感じで
(いや、自然にしてはかなりな事件ですが)
ハッピーエンドへ。
最近手塚株が上がってきたところだったので
柴崎と結ばれるのもう~ん・・・と思っていたのですが
やっぱりこれがいちばんふさわしいかも。
作家さんのお力なのでしょうね。
柴崎がこれまた本当にいい人なんですよ。
でもストーカーの話、すごくリアルで怖かったです。
ちょっとミステリーっぽい感じもありましたね。

そしてトリの稲嶺司令官と玄田隊長のお話がこれまたしっくりきます。
稲嶺さん、本当に重みがあって泣かせますよねぇ。
玄田隊長のほうもどうやらハッピーエンドでよかったよかった。

別冊のほうは恋愛話が中心になっているのでしょうか。
・・・といっても恋愛のほうがメインではなく、
事件・ハプニングのほうがメインのような感じではありますが。(笑)

とにかくこのシリーズ、息をもつかせぬおもしろさ。
あっという間に読めてしまいます。
それぞれのキャラがほんとうにいい味だしていて。
うまく表現できませんが
いろんなものひっくるめてすごくおもしろいシリーズでした。
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寂聴 観音経 愛とは

2011-08-30 16:45:47 | BOOK
縁あって瀬戸内寂聴さんの「寂聴 観音経 愛とは」を購入しました。
(いや、単にサイン本がほしかっただけなんですが。(^_^;))

寂聴さんの作品はオトナなイメージの小説が多く、
それほど読まないのですが実在した人物のお話なんかは好きでした。
けれども今回のような仏教・お経のお話は初めてです。
しかもこれがすごくわかりやすくておもしろかったです。
ふつうの恋愛小説よりも断然よかったです。

観音経の本文・訳・解説からなるのですが
寂聴さんが語りかけているような感じで
それはそれはすごくわかりやすい説明になってます。
体験談なども書かれてあるので
まさしく法話を聞いているような感じなのです。
(いや、そもそも法話なんて聞いたことないし。)

観音経では観音さまが主人公。
とにかく信じること。観音さまを信じれば救われる。
簡単に書くとこうなっちゃうんですが。

仏教やらお経など宗教の世界観はすごく好きですね。
楽しくて。
単純に人の思想とかを知ることが好きなだけなんですね、信仰とは別物で。

池澤夏樹さんは「信仰は魂の問題で、宗教は知識の問題だ」とおっしゃっていたのですが
なるほど、って思いました。
宗教=信仰のイメージが強いので
なんとなく敬遠しがちでしたが、
学問だと思うと違いますね。
道徳や倫理学・哲学のようなものだと思うと知識欲がわいてきます。

修行すればするほど自分を磨くことができる、
努力は報われる――、
たとえ報われるのがあの世に行ってからのお話だとしても
がんばりを認めてもらえるのはうれしいものですよね。

この観音経のお話、サブタイトルが「愛とは」になっているので
愛についていろいろと考えてみました。
で、ふと思いついたのですが(BGMは「デジタルスープ」by ユニコーン)
愛も大切ですが、さらに一歩深めてより大切なものというと
それは「慈しみ」の心ではないのでしょうか。
愛というとたしかにすばらしく美しいと思うのですが、
なんとなく自分が中心になっているようなイメージもあります。
へたすれば自分勝手なわがままなものにすりかわってしまうかもしれない。
けれども「慈」のことばをつけるだけで
なんとやさしく愛情あふれた思いやりのあることばになるのでしょうか。

慈愛―観音さまの愛情とはまさにこの慈愛なのでしょうね。
慈愛というより「慈悲」といったほうがふさわしいかもしれません。
(慈悲の悲という字は悲しみの意味ではなく、愛情の意味なので。)
神の愛、アガペーも思い浮かびますね。
大切なものというのは時間も場所も違っても変わらないのでしょうね。
きっと真理というのはそこかしこに満ちあふれているのでしょう。
それに気づくか気づかないか・・・。
どんな人でもただ一心に観音さまの名前を唱えると願いがかなう、
それが観音経の中に書かれてあります。

観音経もおもしろかったので寂聴さんの般若心経のほうも読んでみたくなりました。
(般若心経が第一弾で観音経のほうが第二弾らしい。)
文庫版ででているようなので機会があったらぜひ読んでみようかと思います。
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やなりいなり

2011-08-26 19:57:14 | BOOK
今日はひどい土砂降りでした。
学校に用事があったのですが
途中から雷雨。
夕方から雨の予報だったので傘は用意していたのですが
風も強かったので困りました。
学校が近くてよかったなぁ・・・と思いました。


さてさて畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズの最新刊「やなりいなり」、読みました。
(帰省中に読み上げていたのですが
アップする時間がなかなかとれず今日にいたりました。)
ストラップ目当てにふだん買わないハードカバーを買っちゃいました。
出版社の思うつぼですね。(笑)

今回も衰えを知らないおもしろさ。
5編の短編からなっています。
どの物語も頭にレシピがのっています。おいしそう♪
注意書きもちゃんと描かれています。
それにしても今回もやなりちゃん、めちゃめちゃかわいかった~。
ぎゅいぎゅい言ってるんですよねぇ。

フィクションのはずなのに頭の中にすんなりとそのようすが浮かんできます。
これも畠中恵さんの力量なのでしょうか。
そして話を彩る、どの妖たちも愛敬があって憎めません。
ちょっぴり切なくなるところもあり、この物語のジャンルってなんなのでしょうね。
人情もの?というのがふさわしいのかな。
(でも人でないものがたくさん。)

何はともあれまた次回作もまた楽しみにしています。

そうそう、かんじんの「やなりいなり」ですが
あまりにもかわいくておいしそうなので
手ぬぐい本まで注文しちゃいました。(笑)
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遠野物語

2011-08-08 12:54:34 | BOOK
毎年夏になると読もう読もうと思いつつ、
気づけば前書きの段階でいつのまにかフェイドアウト。(早っ!)
そして文庫本もすでに2冊ほど持っているはず(出版社は違いますが)なのに
今年こそは・・・とまた購入してしまいました。

今回は集英社のザ・スタンダード。
このシリーズは本当に大好きなんです。
なにがすばらしいって、説明や写真・年譜などもりだくさん。
作者について詳しく描かれているのでとても役に立ちます。
そして何より語注がうれしい・・・。
このシリーズ、もっとたくさんだしてほしいなぁと思ってます。
最後の砦のこのスタンダードシリーズで無事に読むことができました。
そして気づきます、いつも前書きの段階で読むのをやめていたということに・・・。
本編はいたって読みやすいのです。

「遠野物語」は筆者である柳田国男氏が遠野の人である、佐々木鏡石氏から
伝え聞いたことを「一字一句をも加減せず感じたるままを書きたり」したものです。
・・・ということはこれも語り物の一種なのでしょうか。
「平家物語」が盲目の僧、生仏の語ったことを行長によって書かれたように(@「徒然草」)。

内容は昔話です。
いろいろなふしぎなものたちが登場してきます。
それこそ雪女や河童、ざしきわらし、天狗などメジャーなものから
あまり知られていないようなものまで・・・。
古い時代の日本の風景を思い出します。
ある特殊な閉塞感も感じられ、人と人とが密接に関係しあっている、
そんな感覚を感じます。

この本の中にはほかにもいろいろな文章がおさめられています。
とりわけ「涕泣史談」には歴史学に対する方向性のようなものも描かれていて
とても興味深く読みました。

「語り継ぐ」ことのたいせつさ。
この「遠野物語」を読むと痛感します。
原爆・震災・津波・原発―、
一人でも多くの人が語り継いでいってほしいです。

今日はその柳田国男氏の命日です。
民俗学の父といわれた彼の足跡が
この本を読むだけでも垣間見れます。
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ペツェッティーノ

2011-07-30 08:14:02 | BOOK
さてこちらも次女のお気に入り。
レオ・レオニさんの「ペツェッティーノ」です。
次女はこの絵本がいちばん好きだといってました。

ほかのみんなは大きくてすばらしいけれど
自分は小さくてとるになりないから
きっと誰かの部分品だろう、
誰の部分品かたしかめにいこう、ということで旅にでます。
そして出会うみんなに自分は誰の部分品かたずねます。
そして―。

すごく深いです。
「ぶぶんひん」ということばがとても親しみやすく、気になります。
次女もそうだったようで、
以前「ぶぶんひん」ということばで物語を作ってました。
そのときに「なぜ部分品ってことばを使ってるんだろう???」なんて
思いましたがこの本の影響だったんですね。
「部品」でなく「部分品」ということばがいいですね。
「部品」だと機械か歯車のように生き物の感じがしなくなりますよね。

やっぱりこの絵本、大好きなようでくいいるように読んでました。
学校の絵本より色が薄い!なんてことも言ってました。
でもたぶん同じものだと思うから、
きっと彼女のイメージでは濃かったんでしょうね。

小さい次女。
きっと彼女も自分を見つけているところなんでしょうね。
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