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忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

スイミー

2011-07-29 08:55:28 | BOOK
ひろい うみの どこかに、 ちいさな さかなの きょうだいたちが、たのしく くらしてた。
みんな あかいのに、 一ぴきだけは からすがいよりも まっくろ。
でも およぐのは だれよりも はやかった。
なまえは スイミー。


次女が国語の授業で習って以来、お気に入りのお話です。
毎日毎日スイミーのことを話しています。
そしてついにはスイミーっぽいお話まで作ったり・・・。
図書室ではスイミーだけでなく、レオ・レオニさんの絵本を読みまくっているようです。

絵本って大人も本当に癒されますよね。
きれいなイラスト。
わかりやすいことば。
谷川俊太郎さんの訳も本当に素敵です。

私もついついふざけて言ってしまいます。
「広い海のどこかに、小さなうさぎのきょうだいたちが
たのしくくらしてた。
みんな白いのに、一羽だけはからすがいよりもまっくろ。
でも走るのはだれよりもはやかった。
名前はウサミー。」

うさぎは海で暮らせないよ~、とツッコミを入れられつつも
けっこうウサミーのお話は好きなようです。(笑)
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別冊図書館戦争Ⅰ

2011-07-28 10:09:08 | BOOK
本編の方がひと段落した「図書館戦争」シリーズ。
今回は別冊ということで、あの革命の起きた日からエピローグまでの間のお話のようです。

とっっっっても甘かったです。(笑)
かなり糖度高めにできてました。
横から見たら完全に相思相愛なのですが
なぜかすれ違う二人。
しかも笑えるんです、これが。
今回はラブコメにしあがってます。
あの場面でのあの郁ちゃんの会心の笑顔、
想像するだけでも笑いがこみあげてきます。
それにしても郁ちゃんのあの純真な心。
とっても迷う気持ち、痛いほどわかりますが
もはや今の私には全く無縁のものですね。(笑)

さてさてもちろん舞台が図書館で図書館戦争なもので
やっぱりアクション系もあります。
それにしても図書館ベースでこれだけスケールの大きい作品になるなんて
本当に目からウロコです。
しかもすごくリアリティがあって・・・。
今回もとても楽しめました。
玄田隊長のような人、リアルにいたらすごいだろうなぁ。
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禅語 zengo

2011-07-26 12:03:02 | BOOK
一生のうち、本当に自分にとっておもしろく、大切な本というのは
それほどたくさんないと思うのですが
この本はその数少ない大切な本のうちの一冊になりそうです。

文/石井ゆかり 写真/井上博道さんの「禅語」です。
この本は数年前に本屋さんでみかけて手に取り
ぱらぱらとめくって
写真とことばの美しさにとてもひかれました。
こういう本好きかも、ほしいなぁ・・・とは思っていたのですが
金額がけっこうしたので(私の中で)
結局買わずじまいでした。
そのうち機会があれば・・・と思っていたら
いつの間にか廃刊。
すごく後悔していたのですが
今春、新装版(どこらへんが新しくなったのかはわかりませんが)がでたので
今度は迷わずに購入しました。

購入できて本当によかったです。
金額以上の価値がありました。
この本に出会えて本当によかったなぁ、そう思える一冊になりました。
自分とは別の自分が喜んでる、そんな不思議な感覚になります。
自然とことばが体の中(頭ではなく)に入ってくるのです。


「禅語」とは茶室の掛け軸に書かれるような、仏教の名句や中国の詩句の総称である。
「一期一会」「挨拶」など、日常語に転じた言葉も少なくない。
禅宗では、禅師が修行僧に向かって公案を問いかけ、それに応えさせるという、
いわゆる「禅問答」を行う。
この問答からくる言葉が、禅語の大半を占める。(「はじめに」より)

この本はその禅語の解説・・・というお堅い感じではなく
簡単な意味と筆者のエッセイからなってます。

     

このエッセイが非常にわかりやすいです。

     

そして胸をつくような写真がたくさん。
なかには一人懐古の念にかられて
妄想にふけっていた写真もあります。

気づけば何度も何度も本を開いて読んだり見たりしてしまいます。
もともといろんな人の思想を知ることが好きな私なのですが
これは思想というより
自分を見つめなおさせてくれるような、そんな本のような気がします。
だから教えという感覚ではなく
気づかせてくれる、そんな感覚です。
ありがたいお話を教え諭される、そういうのもたまにはいいかもしれませんが
正直、アバウトで大雑把な私には高尚なもの(この本が高尚でないというわけではありませんが)より
身近で感覚的なもののほうが好きです。

どのことばも好きでここにあげると
キリがないのでやめておきますが
最後に自分自身にむけていちばん耳の痛いことばを載せておきます。

「莫妄想」
「妄想することなかれ」。頭であれこれくだらないことを考えるのをやめよ、の意。

あいたたた・・・。耳が痛いです。妄想大好きな私でした。
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図書館革命

2011-07-25 07:42:11 | BOOK
有川浩さんの「図書館革命」、読みました。
購入してから1ヶ月。
なかなかゆっくりと読む時間がとれなかったのですが
ようやく読めました。
本編はこれでひと段落。

今回も本当におもしろかったです。
読後の感想は
「この物語はひょっとして恋愛アクションアドベンチャーだった・・・?」でした。
とにかくスピード感あふれる展開。
しかもすごくリアリティに富んでいました。
特に東京→大阪への道のりはすごかったです。
本当にドキドキしました。
大阪に着いてからの当麻先生もかなりおもしろかったですね。

そしてラストは甘い、甘い結末でした。
想像はしていましたが
ここまで甘い展開になるとは・・・。(笑)
どの登場人物もハッピーエンドのようです。

スケールの大きさといい、緻密な描写といい、
本当に文才あふれる作家さんですね。
ほかの作品も読んでみたくなりました。
有川さんの作品でいちばんに思い浮かぶのは「阪急電車」ですね。
今度はこれを読んでみようかな。
阪急電車、数えるくらいしか乗ったことないですが
とっても懐かしい響きです。

そして稲嶺指令だけはモデルがいたそうです。
いやぁ、まさしくぴったり。
本当にこの人物でドラマ化したらおもしろかったのでしょうが
それももうかないません。

最後の対談、とても興味深く読みました。
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彩雲国物語 紫闇の玉座 下

2011-06-30 19:56:51 | BOOK
ついに読破しました、「彩雲国物語」、完結編「紫闇の玉座 下」を。

―そして少女は伝説へ―

本当によかったです。
すばらしかったです。文句なし。
特にクライマックスは圧巻でしたね。
このシーン、アニメで見たいです。
ラストはやっぱり泣けますね。
うんうん、秀麗ちゃん、よくがんばった、って。

やっぱり登場人物がすばらしいですよね。
個性豊かで。
それにしてもシリアスなシーンのはずなのに
笑いを誘ってくれる黎深親子って・・・。

本編はこれで終わりだけれどきっと外伝がまたでますよね。
鈴蘭の君の話も朔ちゃんの話も子美ちゃんの話もまだ本になってないし、
三つ子と秀麗パパのお話も詳しく知りたい。
燕青のその後も知りたいなぁ。
そういえば大好きな龍連、
終わりのほうあんまり活躍してなかったんだけど・・・。
もっと登場してほしかった!
でもかわりにリオウくんがフルで活躍してたんでま、いっか。

それにしても主人公の秀麗ちゃんをはじめとして、女性陣も本当にすばらしいですよね。
特に十三姫ちゃん。
かわいくてしかたない。
百合姫もすごいし、凛さんもすばらしい。
もちろん珠翠も。
女性が台頭すると世界は変わってくるんですね。

本当に大作のこの物語。
終わってしまうのはさびしいですが、無事に完結編が読めて本当によかったです。
あとは外伝にかなり期待しています。
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コクリコ坂から

2011-06-27 19:44:36 | BOOK
本屋さんに行ったら「コクリコ坂から」が店頭にありました。
そういえば夏に映画が公開予定。
小説なのかな・・・?って思っていたら原作コミックス。
懐かしくてついつい購入しちゃいました。

↑の画像は大きいけれどこれが本の帯のようです。
これをめくると

     

表紙がでてきます。
懐かしい~!!

内容もほんっとに懐かしくて
そういえばこういうシーン、あったなぁなんて感慨深くなりました。
ただストーリー自体はあんまり覚えてなくて
けっこう新鮮でした。
高橋千鶴先生のマンガ、
登場人物の口の中にハートや☆なんかが描かれてあったんですよね。
それがかわいくって
その昔真似して描いていたこともあったなぁ。
「なかよし」派だったので本当にしみじみと懐かしさを感じます。
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図書館危機

2011-06-07 20:50:39 | BOOK
有川浩さんの「図書館戦争」シリーズの第三弾、「図書館危機」を読みました。
今回もすばらしい!
さらにパワーアップしています。
特に茨城県展警備の話はすごかったです。
息をもつかせぬ展開。
雄々しい戦闘シーンがあると思ったら、
人間関係の複雑さを非常に巧みに描写していたり、
乙女ちっくなロマンスもあったり・・・と、とにかくすごいです。

人間のどろどろしたところまで踏み込んで
描写しているのがすごいです。
自分の経歴や出世のために足元をすくわれ、
よからぬところと癒着して結局堕ちるとこまで堕ちてしまう女性館長。
実際にこういう人、いそうでちょっと怖いですよね。
その館長のもとでのさばっていた業務部の女子たち。
これが本当にいや~な感じで。
県展の警備がひと段落した後、
自分たちの立場が悪くなりそうだった業務部の女子たちの高圧的な謝りかたを一喝する郁。
これにはすごくすっとしました~。

カミツレのエピソードや両親とのいざこざの解消、
少しずつ距離の縮まっていく二人の恋、など
本編の表現の自由をめぐる攻防のほかに見どころ(読みどころ?)、もりだくさんです。
そして今回のヒーローは玄田隊長と稲嶺司令でしょう。
どちらも上司としては最高です。
(玄田隊長はかなりムチャやってますが。)

巻末には解説の対談もあるのですが
それは先日亡くなられた児玉清さんとの対談になっています。
児玉さん、本当に本がお好きだったのですね・・・。
ご冥福をお祈りいたします。
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図書館内乱

2011-05-27 19:19:19 | BOOK
続きが気になってしまった有川浩さんの「図書館戦争」シリーズ。
結局続き、買って読みました。
今回もすばらしい内容でした。

それにしてももっとも危険な任務を負う、図書隊って・・・。
しかも防衛隊員ときたもんだから
本当にスケールが大きいです。

今回は新しいキャラが登場しました。
小牧教官に想いを寄せる中澤毬江、
ヒトクセもフタクセもありそうな手塚・兄。
ただ正直、毬江ちゃんは純粋そうで打算的な香りがするので
個人的には好きではないです。
小牧教官とこんなにあっさりくっつかないでほしかったなぁ・・・と思ってます。
手塚・兄はこれからの動向が見ものですね。

今回手塚・弟がけっこう友好的(というか、好戦的になってない)になってきて
仲間感がでてきてるのがすごくよかったです。
けっこういいヤツかも~。
イメージ的には清雅くん(@彩雲国物語)っぽい感じですね。

とにかく人間関係の描写が細やかでリアルです。
男の作家さんだとこうは詳しく描けないだろうし、
作者の力量を感じます。

次作「図書館危機」、5/25発売なのでもう発売されているだろうなぁ。
う~ん、どうしよう。
読みたい。
でも「彩雲国物語」の最新作、控えてるしなぁ。ドキドキ。
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豆腐小僧その他

2011-05-19 19:26:24 | BOOK
初京極夏彦です。
読んでみたい、読んでみたいと思いつつ、なかなか機会にめぐまれなかったのですが
今回気になっていた「豆腐小僧」を読みました。
映画も見たいなぁなんて思っていたのですが
こちらの本は映画の原作本ではないようです。

豆腐小僧、かわいいんですよ。
控えめで天然っぽくって。
内容は軽妙な語り口でありながら
要所要所でずしっと重たい文章が入ってきます。
妖怪たちのキャラもいいですね。
妖怪なのにキャラがある、っていうのもすごいけれど。(笑)

狂言も入っていておもしろかったです。
想像して思わずくすりとなってしまいます。
個人的には死に神のお話がインパクトが強かったですね。
またほかのシリーズも読んでみたいです。
映画の原作本も読んでみたいなぁ。


今日は外にでるとけっこう暑かったです。
・・・ということで本日のデザートはアイス。
先日のアイスケーキの残りのアイスがあったので
それをおやつにしました。

     
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図書館戦争

2011-05-10 19:48:07 | BOOK
ずっと読んでみたかった有川浩さんの「図書館戦争」。
文庫になったのでようやく購入して読みましたー。
いやぁ、評判どおり、めちゃめちゃおもしろいです。
図書館で戦争!?武装!?、
ありえないよね、なんて思うのですが
読んでいくうちにひきこまれる、ひきこまれる。
あっという間に読んでしまいました。

はちゃめちゃな設定かと思いきや、
あまりにも詳細でリアルな感じがするので
ひょっとしてありえるのかも・・・と思ってしまう自分がいます。

ストーリーも小気味いいテンポもいいのですが
いちばんの魅力はキャラなんだなぁと思います。
キャラ、すごく個性的です。
この二人の恋の行方はなんとなく見えてるなぁ・・・と思うのですが
ついつい応援してしまいたくなります。
(ふだんは天邪鬼な私なのでふつうにくっついてしまうとおもしろくない、と思ってしまうのですが。)

作者いわく、
このプロットは「図書館で戦争。月9連ドラ風で一発GO!」だそうです。(笑)
なんとなくわかるようなわからないような・・・?

とりあえず2巻目をすぐに買おうかどうしようか迷ってます。(今月、もう余裕がなくって。)
でも読みたい・・・。
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東京日帰り散歩

2011-04-19 19:16:23 | BOOK
先日本屋さんをのぞいたところ、雅姫さんの新刊がでていたので購入しました。
東京散歩の続編、「東京日帰り散歩」です。
今回は東京だけでなく、ちょっと足をのばして別のところも。

・逗子 葉山 鎌倉
・恵比寿 中目黒
・益子
・馬喰町 蔵前
・つくば
・世田谷
・二子玉川 自由が丘
・青山 表参道
・松本 安曇野

をまわられてます。
さすが雅姫さん。
素敵な雑貨やおいしそうな食べ物の紹介にくぎ付け。
C&Sさんも載っていました。
本当におしゃれなところばかり。
素敵だなぁ、憧れだなぁ・・・とは思うのですが
いかんせん、縁のなさそうなところばかりです。
どちらかといえば生活レベルに余裕のある人向けの本のような気がします。(^_^;)
とっても素敵なのですが。

ちなみにこの本を読んだ日、
ハグオーワーで働く夢を見ちゃいました。(爆)
そういえばランプの魔人に雅姫さんも当てられちゃいました。(余談)
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ちんぷんかん 畠中恵

2011-02-18 19:34:31 | BOOK
こちらも現在ハマり中。
畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズ第6弾、「ちんぷんかん」を読みました。
誕生日プレゼントのお小遣いで購入しました。
どうしてもどうしても読みたくって。
最近毎晩寝る前に読まないと落ち着かなくって。(笑)

さてさて今回のお話はいきなり若だんなが冥途へ。
かねてから病弱ではありましたが
今回とうとう三途の川の一歩手前まで。
しかもこのお話、のちのお話に結びついていきます。

あちこちに伏線がはられているので
すごくおもしろいです。
「彩雲国物語」もパズルのようにあちこちつなぎあわせていって
最後のかけらでぴしっと決まるところがすごくおもしろいのですが
畠中恵さんの小説もそう。
読んでいて最後はすっきりするんですよね。

それにしても鳴家ちゃん、かなり人気なのか毎回しっかり登場してます。
仁吉と佐助と同じくらい(いや、それ以上?)登場してるような気がします。
袂にはいるのがかわいいんですよね。

今回、若だんなの母上のおたえさんのお話も登場しました。
若だんなのお父さんとのなれそめについても描かれてありました。

そして最後の「はるがいくよ」は
ちょっと切ない別れの春を描いたものです。
別れがあれば出会いもあり・・・で次の第7弾へと続くのです。

ひとつひとつは短編で説明も細かくしてあるので非常に読みやすいのですが
実は全編を通してきちんと話の流れがつながっている、というのがすごいですね。
作家さんてやっぱりすごいなぁ。

最後の村上健司さんの「江戸の妖怪は楽しむべきもの」という解説もすごく興味をひかれました。
とってもおもしろかったです。
私の妹は妖怪が好きで水木先生に弟子入りしたい~、と常々言ってるくらいなんですが
ひょっとして私も妖怪が好きなのか・・・?(←自覚なし)
そういえば昔、二人で「大妖怪展」の展覧会まで見に行ったよ・・・。
あれって福岡県立美術館だっけ?市立美術館だっけ?
いまだにどっちがどっちかわかりませんが天神の郵便局に近いほう。
うーん、懐かしい。
講演会まできいてかなり楽しんだ展覧会でした。
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うそうそ 畠中恵

2011-02-11 19:17:41 | BOOK
畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズ、第五弾の「うそうそ」を読みました。
今回は長編。
でも飽きることなく最後まで楽しめました。
今回も鳴家ちゃん、大活躍。
やっぱり1匹ほしいかも~。

体の治療のために箱根まで湯治にいった若だんな。
にもかかわらず事件にまきこまれ、さらわれて
湯治どころではなくなりました。
道行文のようで自分も旅している気分になるお話でした。
今回は神様のおはなし。

そういえばこのお話ってドラマ化されたんですね。
見たかった~。
本の帯に書いてありました。
(私が買った本には帯、ついてませんが。)
「しゃばけ」シリーズ、コミックスにしてもおもしろいかもー。
それにしても畠中恵さん、すばらしいです。
ちょこちょこでてくる歴史を感じさせる小道具。
タイムトリップしている気分になります。
きっと知識が豊富なんでしょうね。
人(?)誰もがもっている悩みなんかも今回は深く描かれていました。
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おまけのこ 畠中恵

2011-02-07 19:35:03 | BOOK
畠中恵さん、ハマってます。
「しゃばけ」シリーズ、第四弾の「おまけのこ」を読みました。
今回も期待を裏切らず、畠中恵ワールド全開です。
全部で5編収められています。

まずは「こわい」。
これは「狐者異(こわい)」という妖が巻き起こす騒動。
でもとっても切ないお話です。
妖でなく、人間として考えるととても胸がつまる物語でした。
「怖い」ということば、このこわいから生まれたとか・・・。
すごく考えさせられるお話でした。
そういえば珍しく栄吉と若だんなが大ゲンカしてました。

「畳紙」、これは前回の「ねこのばば」の本でも登場した
厚化粧のお雛さんのお話。
屏風のぞきがいいヤツなんです。ほろっときます。

「動く影」、これは若だんなが子どものころのお話。
妖怪退治をするために近所の子どもたちと大冒険。
いつも寝付いていた若だんな、なかなか近所の子どもたちと遊べません。
でもこれをきっかけになかよくなることができました。
栄吉ともこれでなかよくなりました。
まだ仁吉も佐助もいないころのお話です。

「ありんすこく」、これはいきなり若だんなが吉原の娘とかけおちをする・・・というお話。
もちろんワケありなのですが。

そして「おまけのこ」、これはもう最高っ!
鳴家ちゃんの愛らしさ爆発です。
鳴家ちゃん、一匹ほしいかも~。
ちなみに鳴家ちゃんのサイズはハムスターくらいの大きさだそうです。
う~ん、キュート♪
鳴家ちゃんの大冒険のお話。かわいすぎる・・・。


それにしても畠中恵さんにここまでハマるとは思ってもみませんでした。
とにかく一度読んでみてください。
おもしろいです。ひきこまれます。
江戸時代の町人生活に興味がでてきますよ。
先日長女が社会見学で江戸歴史資料館に行ってきて、資料をもらってかえってきてたのですが
すっごくおもしろそうで、
ちょっと私も行ってみたくなったんですよねー。
これは若だんなたちが住んでいた世界なんだー、と資料を見ながら妄想してました。


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人は何のために「祈る」のか

2011-02-03 19:55:25 | BOOK
ずっと書こう書こうと思いつつ、
なかなか書く機会がなかった本のレビューです。

『人は何のために「祈る」のか』という本を読みました。
宗教の本?民俗学の本?スピリチュアルな本?
・・・と見せかけて実は科学の本なのです。
副題に「生命の遺伝子はその声を聴いている」とつけられてあります。
科学と「祈り」とは何となく相反するもののような気がしますよね。
視点のとらえかたがおもしろそう、と思い購入しました。
書店でたまたま見かけて
そのときはスルーしたのですが
やっぱり気になったので購入。

「笑い」が健康と結びついている、という話は耳にしますよね。
その研究をされていた先生が書かれた本です。
笑いがよい遺伝子のスイッチをオンにするのと同じように
「祈る」ことによって遺伝子のスイッチをオンにできる、というお話なのです。
「祈る」のは本人でも他人でもいいそうです。
祈りの治療効果についてはアメリカの大学でも競って研究されているようです。

個人的にはもうちょっと実証例がたくさんあれば・・・と思うのですが
どうにしても興味深いお話です。
もう少し説得力がほしいところですね。
読んでいてスピリチュアルの世界と重なるような気もしました。

「祈り」というのは本当に大昔、人類が誕生したときから存在していて
人間と切っても切れない縁で結ばれていますよね。
人種に関係なく。
不思議ですよね。
今日は節分。
恵方巻きを食べたり、豆まきをしたりして
無病息災を祈ったのではないのでしょうか。
日本人と「祈り」、これも長い歴史がありますよね。
「食べる」「寝る」のと同じように「祈る」という行動も本能的にもっているのかもしれません。

以前大阪で暮らしているとき、同じマンションにブラジル人のママさんがいました。
子どものしつけに関して(ちなみにうちの次女と同じ年のお子さんがいました)
がんばって言い聞かせて、それでもダメなら最後は「祈る」と言ってました。
私には祈る習慣がなかったのですが(なかったせいか)、
今でもなぜか心に残ることばでした。

この本を読んでから「祈る」ことについて積極的になってもいいのかも・・・と思うようになりました。
とりあえず寝る前にはお布団の中で祈ります。
祈るというかもっぱら「感謝」ですね。
今日も一日無事に過ごせてありがとうございました、というような感じの。
「祈り」ともっと身近につきあえるといいな、と思う今日このごろです。
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