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忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

中陰の花 その2

2013-09-19 09:59:08 | BOOK
朝晩めっきり涼しくなってきましたね。
お昼も過ごしやすくなってくれるとありがたいのですが・・・。
そういえば今日は十五夜。
素敵な満月が見られるといいな。

さて昨日の「中陰の花」の話の続きなのですが・・・。(続きがあったのか。(^_^;))
そもそも「中陰」とは何か、なのですが
則道さんのことばを借りていうならば
「この世とあの世の中間」だそうです。

人は死んだらどうなるのか、これは誰しもがもつ疑問ですよね。
則道さんの妻の圭子も夫に尋ねます。
「知らん。死んだことない。」とは則道さんの返事。
そういえば、私もよく子どもたちから聞かれたら
答えるわー、「まだ死んだことがないからわからない。」って。(^_^;)
亡くなった祖母ともよく話してましたね。
「死んでもどってきた人はおらん。」って。
臨死体験をした人なんかはたまに本とかTVとかで見ますが。

ちょっと話がそれましたが、そうではなく仏教ではどう言ってるのか、と圭子はくらいつきます。
「仏教では、基本的には質量不滅の法則で考えてるんだ」
「たとえばコップの水が蒸発する。そうすると水蒸気はしばらくはこのへんにあるやろ」
「それが中有とか中陰と呼ばれる状態」
「つまり、この世とあの世の中間ってこと」
「それから水蒸気はどんどん広がる。窓から出てって空いっぱいに広がっていく。
これは実に自然な現象だろ。それをインドの日とはシューニャと呼んだ」
広がったあとは
「あまねくゆきわたる。コップの中の水は、コップからはなくなったけど、
この地球上から無くなってはいないわけだ」
それから
「こっぱ微塵って言うだろ。あれは微塵という大きさになって広がるっていうことなんだけど、
それがさらに七つに分かれて極微と呼ばれるものになる」
それから
「今のところそれはいろんな説があるけど、もうそれ以上は物質じゃない、エネルギーだっていうのが
説得力あるね。そして『空』というものを一種のエネルギーとして捉える」

そこで圭子が納得します。
「そしたら、そのエネルギーまで戻っちゃうってことが、成仏したってことになるわけやね」
「もう一度使える形になるってことね」と。
この夫婦の会話がなんとなく禅問答のようなものを思い起こさせます。

「人が死ぬと純粋な光になる、という考え方がチベット仏教にあるんだ」
「仏教での極楽浄土ってのは十万億土のかなたにあるって云うんだけどね、
その距離を計算した人がいるんだ。それでその距離を四十九日かかって行きつく場合、
どのくらいのスピードで行けばつけるのか、ってね」
「どのくらいのスピードだったと思う?」
「秒速三十万キロ」
「つまり光や電気と同じ速さ。一秒間に地球を七廻り半だよ」

・・・長くなりそうなので、今日はこのへんで。
続きはまた余力のあるときに。
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中陰の花

2013-09-18 10:58:30 | BOOK
映画に行った帰り、本屋さんに寄りました。
そこでずっと読みたいと思っていた本にめぐりあいました。
ずっと読みたかったにもかかわらず、
タイトルも作者名もうろ覚えだったのでなかなか手に入らず・・・。
しっかりと覚えているときには本屋さんになかったりで。(^_^;)
今回、やっと縁があったようで手にすることになりました。

「中陰の花」、玄侑宗久さんの本です。
臨済宗の住職さんの書かれた本で、裏表紙によると

*自ら予言した日に幽界へ旅立った、おがみや・ウメさん。
僧侶・則道は、その死をきっかけにこの世とあの世の中間=中陰の世界を受け入れ、
夫婦の関係をも改めて見つめなおしていく*

とあります。

ウメさんというおがみやのおばあさんの死からスタートするこのお話。
フィクションのようなノンフィクションのような不思議な感じがします。
おがみや、というのは神通力やら予知能力やら不思議な能力をもった人のことをいうそうで、
いろいろな人からなやみごとを相談されていたようです。
本自体はすごく薄いのですが、
中身はとても深いです。
いろいろと考えさせられます。
この話はいったいどこに向かっていっているんだろうか、
そう思っていた最後に、あぁここにつながっていってたのか、と感銘を受けました。

やさしいことばなのだけれど
なんだろう、哲学のような感じなのかな。
うまくいえないけれど問いかけているような、こんな考えもあるんだよと教えてくれているような
そんな感じの作品です。
ふだんはめんどくさくてあまり付箋をつかわない私ですが
この作品にはあちこち付箋が貼られてあります。
本当は線を引きたいくらいだったのですが
本が汚れてしまうのがイヤだったのでかろうじてやめときましたが。

「生」とは?
「死」とは?
誰もがもっている疑問。
考えさせてくれる一冊です。
うまくめぐりあえてよかったです。
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鳩居堂のしきたり豆知識

2013-08-24 09:17:16 | BOOK
鳩居堂に行ったときにお店に置いてあった本。
ずっと気になっていたので今回ついに買っちゃいました「鳩居堂のしきたり豆知識」です。
写真入りですごくよかったです。
文章もわかりやすくて説明がとても丁寧で・・・。
本当に役に立つ本です。
これ読むと鳩居堂に走りたくなります。

日本の四季の美しさ、楽しさ、ありがたさを痛感します。
先日の「おうちで楽しむ日本行事」が手軽なものだとしたら
こちらはちょっとゆっくりじっくり読みたい一冊ですね。
一度に読むよりは少しずつ楽しみたい一冊です。

日本人ならではの奥ゆかしさ繊細さが味わえる本です。
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おうちで楽しむ日本の行事

2013-08-19 09:44:01 | BOOK
今日も暑いですね。
うるさいまでの蝉の声。

ひさびさの本。
「おうちで楽しむ日本の行事」です。
こういう和ものの本って大好きです。
文庫本なので比較的価格もおてごろで読みやすいです。
気軽に読めるエッセイ風のミニミニ歳時記といったところでしょうか。
イラストがとってもかわいらしいです。

今の時季だと「お盆のもてなし」とか「夕涼み、暑気払い」「夏の手作りおやつ」といった項目になりますね。
そんなに量は多くないので
詳しい情報を求める人にはもの足りないかもしれませんが
軽い読み物としては最適だと思います。
右頁に説明、左頁にイラストといった感じです。
夏の手作りおやつではバニラアイス、ところてん、
くずもちの作り方がかわいらしいイラストで描かれていました。
ところてんは突き棒がないと作れませんが。(^_^;)

日本の四季やそれにまつわる行事って本当にいいですね。
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キティちゃんリバティがま口ポーチ

2013-07-29 09:05:53 | BOOK
昨日はひさびさに本屋さんへ行きました。
これといって読みたいものがなかったのですが(というかゆっくり本を読む時間さえないので)
ふと目にとまったのが宝島社のムック本。
ふつうのリバティだったらまぁいっか、となるのですが
今回はリバティキティちゃん。
思わず買っちゃいました。
少し大きめなので便利。
とりあえず旅行用の化粧水を入れてます。
リバティは「かくれんぼ」の柄です。

本のほうは今までのキティちゃんリバティの紹介なんかもされていて
かわいかったです。
ミニ巾着やシュシュの作り方も載っていて(作り方、知っているといえば知っているのですが)
よかったです。
でもこういう本って必ずタレントさんが載っているのですが
別にタレントさんは必要ないのになぁ・・・と思います。
タレントさんを使うよりはもっと別のところに力を入れてほしいと思います。(辛口?)
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ボクを包む月の光

2013-03-22 14:16:24 | BOOK
日渡早紀先生の「ボクを包む月の光」が届きました。
次世代編なのですが、まだ木蓮も紫苑も物語は終わっていないんですね。
今回は新しいキャラの魅力が。
芝浦コウくんなのですが
この人がおもしろくていい人で。
いい感じで話を現実にもどしてくれる役割を果たしてくれてます。
こういうサブキャラって大事ですよね。

日渡先生のお話、最初はわかりやすくてとっつきやすいのですが
だんだんと物語が壮大になるにしたがって
難しくなっていきます。
このキャラがいい感じに戻してくれます。

コミックスのラスト、
輪くんが名前を与えるシーンがすごく好きでした。


今日は小学校の卒業式。
うちの子は来年です。
早いなぁ・・・。
桜の花もほころんでいい卒業式になったのでしょうね。
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いがらしゆみこ ムック本

2013-03-07 22:24:47 | BOOK
つい、大人買いしてしまった「いがらしゆみこ45th アニバーサリー」。
懐かしくて懐かしくて。
宝島社のムック本といえばやっぱりふろく。
ふろくも「なかよし」の全員プレゼントをほうふつとさせるような感じです。


     

ナイロンバッグです。
ポーチ式に折りたためます。

全プレも懐かしいですよね。
切手¥300を同封しておくる、とかいうの。
届くまでドキドキわくわくしながら待っていたなぁ。

メイミーエンジェルも懐かしいです。
でもやっぱり「キャンディ・キャンディ」なんですよね。
本当に今は幻の作品となってしまいましたが。

     

この本の中にコレクターの方(ベルギーの男性!)が登場していたのですが
懐かしグッズが満載。
ミスまんが家やらキャンディのお人形やら。
思わずこの人の家に行きたくなっちゃいましたよ。(笑)

時間を忘れて見入ってしまいました。
こういうムック本もありなんですね。(^^)v

「まみむめ見太郎」なんかも懐かしい。けっこう好きでした。
コメント (2)
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オトメン

2013-01-26 20:40:05 | BOOK
大好きだったマンガ、ついに完結しました。
完結してすっきり!ですが終わってしまってちょっと残念な感もあります。
最後はちょっと強引な終わり方でしたが(「キャッツアイ」を思い出すなぁ・・・)
でもハッピーエンドでよかった、よかった。
答辞のシーン、思わず泣きそうになるくらいよかったです。
個人的には樹虎くんが好きだったかなー。
とっても笑えるマンガでした。
マンガも最近はあまり読まなくなったので
心ときめくマンガ、何か読みたいですね。
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私のクローゼット365日

2012-10-17 11:01:14 | BOOK
昨日のタイトル、「ペンギンピノキオ」になってましたね・・・。(^_^;)
正しくは「ペンギンキノピオ」です。
う~ん、疲れてる・・・?

さてさて雅姫さんの新刊の「私のクローゼット365日」をみました。
眺めながら、あれ?雅姫さんってこんな感じのファッションだったっけ・・・???という疑問が。
ナチュラル系のイメージが強かったのですが
意外とそうでもなかったのだす。
ハグオーワーの服がナチュラル系であって、雅姫さん自身はそうでもなかったのかな・・・?という感じです。
白やベージュのイメージがあったのですが
違ってたのかな?

それにしてもさすがプロのモデルさんですね。
見ていてとても目の保養になりました。
雅姫さんの本を見るたび、
うっとりするけれど現実の厳しさを思い知らされます・・・。
う~ん、やっぱり住む世界が違いすぎます。
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ガラスの仮面 49

2012-10-10 08:14:44 | BOOK
「ガラスの仮面」の最新刊、49巻がでました。
盛り上がってきてます。
紅天女は誰の手に?
そしてマヤと真澄さんの運命は・・・!?
この流れだと亜弓さんとハミルさんもくっつくのかしら???
主人公はマヤだけど亜弓さんにもがんばってもらいたいです。
それにしても紅天女、だんだんと壮大になってきてます。
ラストは美内先生の中では決まってるらしいのですが
本当に終わるのか心配です。
・・・というか、早く続きが読みたいです。
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1Q84

2012-10-08 08:46:41 | BOOK
村上春樹さんの「1Q84」、文庫版1~6巻まで読破しました。
途中まではすごくおもしろかったのです。
・・・が、クライマックスになるにしたがって
なんだか残念な感じでした。
主人公の女性が意味不明な妊娠をしたあたりから
(おそらく作品の中ではすごく重要なものと位置付けているのでしょうが)
生理的に受け付けなくなってきました。

読んでみて、結局これはただの恋愛小説だったのか・・・?と思うような印象です。
すごくまわりくどいプロセスを経た―。
不思議の世界に入り込んでしまった彼を助け出すために
彼女ががんばった、そんな感じでしょうか?

一つ一つパズルを組み立てていくのが楽しかったのに
結局全部尻すぼみ。
不思議の世界が中途半端なまんまで終わっているのです。
残念なことに不思議は不思議として処理されてしまったようです。

レビューでは酷評が多かったのですが
わかる気がします。
途中まではホント、おもしろかったんですよ。
言い知れぬ残念感のただよう作品でした。
テーマが壮大すぎたのか、モチーフが多すぎたのか・・・。
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1Q84

2012-09-25 08:24:23 | BOOK
こちらは村上春樹さんの「1Q84」です。
ずっと続きが読みたくて
やっと買ったもの。
文庫版の3です。

この作品、酷評もありますが
個人的には楽しく読めてます。
ミステリー感覚ですね。
だんだんと二人の物語が近づいてきてます。
リトルピープルとはいったいなにものなのか・・・。
そろそろ物語の中核に入ってきているようでドキドキしながら読んでます。
思想・宗教・音楽・社会情勢、いろんなファクターがちりばめられています。
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僕僕先生

2012-09-24 20:07:21 | BOOK
帰省のときに買った仁木英之さんの「僕僕先生」、やっと読み終えました。
帰省のときから読み始めてだから、かれこれ一カ月以上もかかっちゃいました。(^_^;)
本当に少しずつ少しずつ読んでいたので・・・。

 舞台は中国唐時代。元エリート県令である父親の財に寄りかかり、
 ぐうたら息子の王弁は安逸を貪っていた。ある日地元の黄土山へ出かけた
 王弁は、ひとりの美少女と出会う。自らを僕僕と名乗るその少女、
 実は何千何万年も生き続ける仙人で・・・・・不老不死にも飽きた
 辛辣な美少女仙人と、まだ生きる意味を知らない弱気な道楽青年が
 天地陰陽を旅する大ヒット僕僕シリーズ第一弾!   (@裏表紙より)

たいていしゃばけシリーズの近くに置いてある、この僕僕先生。
前から気になっていたので購入してみました。
ちょうどいいペースで読めるのがいいです。
(といいつつ、一か月もかかってしまいましたが。)
少しずつ読んでいてもしっかりと話の世界にひきこまれてしまいます。
まさしくファンタジー。
おとぎばなしと恋愛話がまざったような冒険物語。(←何!?)
ほのぼのした感じで話は進んでいくのですが
かといって平坦な話ではなく、山あり谷ありで読みごたえがあります。
そしていつの間にか成長した道楽息子の王弁くんもいいですね。
ラストシーン、すごく感動しました。
まるで映画のよう。

今、日本と中国の関係が大変なことになっていますが
文化の断絶なんてことにならないよう、祈ってます。
仙人、私も会ってみたいなぁ。

おもしろかったので続編もぜひ読んでみたいです。
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ころころろ

2012-09-19 07:53:12 | BOOK
畠中恵さんの「ころころろ」です。
ひさしぶりに本を読みました。
買ってからずいぶんと経ちますがなかなか読む機会がなかったので・・・。

今回も本当に楽しかったです。
ふだんから病弱な若だんな。
今回は目まで見えなくなってしまいました。
その原因はなんと神さま。
今までの伏線はこれだったんだなぁと納得のラストです。

内容のおもしろさもすばらしいですし、
畠中さんの幅広い知識にも脱帽です。
それにしてもやっぱり鳴家ちゃんはかわいい♪
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1Q84

2012-08-15 08:52:15 | BOOK
ダンナの手術中(←抜歯の)に待合室で途中まで読んでいた村上春樹の「1Q84」。
文庫版の1・2ですが読みました。
すごく続きが気になるところだったのですが
今回もまたどうなるか気になったところで読了。

2つのまったく別の物語がだんだん近づいてきています。
どちらの物語もとてもおもしろいです。
この小説、賛否両論あるようなのですが
個人的には続きが知りたくてドキドキわくわくしながら楽しく読んでいます。
ただところどころにアダルト(?)なシーンが入っているのですが
これは別になくてもかまわないのでは・・・?と思ってます。
う~ん、サービスなのか作者の趣味なのかはわかりませんが。

文庫本って単行本よりも比較的安いのですが
ページ数がその分少ないので
結局ハードカバーと同じなのかも・・・。(^_^;)
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