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おのみち文学の館【尾道市】

2020年03月21日 | おでかけ
文学のまちを掲げる尾道がゆかりの作家の記念館になります。
訪問時は閉館間際の三連休でしたので来訪でき、翌週再訪しようと思っていましたが、所用で行けず。
*残念ながら2020年3月31日付にて、施設としては閉館し借用物件は所有者へ返還されています。

入館券ののこりがしおりにもなるのも文学記念館らしい


文学の館
3館からなる施設

*文学記念室(有形文化財指定:旧福井家住宅)
尾道ゆかりの文化人の記念室
明治期から大正、昭和初期の文人
林芙美子、高垣眸、横山美智子、行友李風、中村憲吉、山下陸奥、麻生路郎の資料展示

*志賀直哉旧居
尾道滞在時に移り住んだ長屋

*中村憲吉旧居
晩年の療養を送った(建物のみ)



案内人の説明を聞きならが文人におもいを馳せ、古き良き時代を思い起こすことができました。

林芙美子の放浪記で有名な一説「海が見える海が見える~~」には続きがありそのつづきは尾道東高校に句碑があり
「巷にくれば、憩いあり、人間みな吾を慰めて、煩悩滅徐を歌うなり」
これをつなげると、林芙美子の尾道に対しての思いがしっくり来ます。

しかしながら、吾輩は文人というものが近年出てこないというのが嘆かわしく思う。
もう筆を執ることがはやらなくなったのかと思う。