内と外

中性よりの人間から見える世界から
「境界線」の性質を探ります

許せない嘘

2023-10-04 20:30:43 | ビジネス境界線
嘘をつくと
大きな影響がある

波紋のような綺麗な波ではない
ノコギリ型のようなズタズタな
破壊系のやつである

いい嘘と悪い嘘があると言われる

どちらの嘘も私は苦手だが
究極的に極悪であると言えるものは
はっきりしてきた

極悪非道な嘘とは
嘘をつく人と嘘をつかれる人
それ以外の人達を巻き込む嘘である

関係のない他人はその嘘の影響で
自分の外部の社会を破壊される事になる

対照に自動的に浮き上がる
もうひとつの極悪非道な嘘は
一人の人格を崩壊させる嘘である

嘘をつかれた統合人格が
賛成と反対に分裂してしまう嘘だ
この時の反対人格が
前者の嘘の第3者の他人にあたる

この2つだけは絶対に許せない



めかじきの旨さ

2023-07-25 21:25:46 | ビジネス境界線
少し前に房総半島に原付でいった

とても楽しい旅だったが
私はいつも知らない土地のスーパーに
興味がある

その土地の食卓向けに
どんな魚がどんな価格で
どんな風に売られているかに
とても興味がある

房総半島で
衝撃を受けたのが
「めかじきの刺身」である

今までこれは出会ってこなかった
スーパーに当たり前のように
おいてあり価格も超安い魚なのだ

淡泊で繊維がしっかりしているイメージ
の魚なので
刺身で食べられる興奮はあるが
かなり淡泊であじけないのかな

なんて想像をして食べてみるや

くそうめー!

なんだこの魚は!

こんな値段でこんな上手い刺身を
食べてよいのか!

と相当の衝撃を味わったのを
覚えている

よくわからないのだが
全身に油がしっかりとある魚であること

そして淡泊と言えないほど
肉の旨味もしっかりある魚である

そしてくどくないので
やっぱりさっぱりと頂ける


最強か?


私の中の刺身ランキングが
一気に入れ替わってしまう
衝撃体験だったのを覚えている


あまりにもうますぎて
銚子の近くの居酒屋でも刺身を食べたが
スーパーの方がダントツに旨かった

居酒屋の方は恐らく捨てる部位を
格安で出しており
いわゆる油が多過ぎて捨てる
はらみやアラ周りの部位を
提供しているのがわかった

これはこれで
淡白なイメージとは裏腹に
こんなにも油ののった魚であることを
嫌というほどに知ったいい経験だった




その後やはり関東都市近郊で
めかじきの刺身を食べられる機会はなく
千葉の流通ならではの食べ物で
あることを再確認した



そんな中
本日近所のスーパーで
めかじきの端切れを集めた
アラセットみたいのが200円で
売られていた


私はすぐに飛び付いた
赤みや筋ばかりで見た目がわるく
確かに商品になる部分ではないのは
わかるのだが
私はこの魚の潜在能力を知っている

どんな部位であろうが間違いなく
上手いが確定した魚なのである

恐らく捨てられる部位こそ
油がのっていてコクや旨味があることが
想像に固くない魚だ



しょうがニンニクネギの青いところの
臭み消し3兄弟を使って
甘辛く煮込む事を結構


どんぶりご飯に
豪快に400gくらいあるめかじきが
どーん


一口食べて完全な勝利が確定した

臭みなんて全くなく
3兄弟はいらなかったかもしれない


とにかくイメージとは裏腹に
油がのっていてしっかりした旨味が
ただただうまい魚である


なぜか地味なのだが
好きな魚トップ3に入る
素晴らしく優秀な魚

めかじき

精神病の猫

2023-05-18 20:33:00 | ビジネス境界線
Youtubeで
狭い賃貸に10匹くらい飼っていて
猫同士が激しくケンカしあっていて
意味不明な狂った行動をしていて
何でこんなことになっているんだと

夫婦がそれを面白おかしく
動画にしている

こいつヤバっとか
何やってんねんハハハとか

そういうのりで
楽しく可笑しい動画になっている


狂気としか思えない


この猫は全員のギリギリのところで
半狂乱で生きている

まさに地獄絵図



Youtubeで
とても寂しい黒猫がいる


一緒に暮らしている猫もいるのに
いつも飼い主に甘えっきり

何を要求しているのかも
よく分からないのは
本人もよくわかっていないから

完全な依存

甘えん坊のかわいい猫としてうつるが
完全に精神病

自分で自分を癒すことができない生き物



私の知らない猫が
youtubeにはたくさんいる



猫はとても自律した生物だ

自分の自律が保たれた時
それは同じ生物同士にも
同じ世界観が伝播する


その結果生まれるのが
自律した中での調和である


猫がこれだけ
人間社会と自然界の両方で
繁栄できる理由は
自律と調和のバランス感覚にある


本当に猫が猫である
それだけの動画を探すことが難しいほど

人間は
自律と調和のバランスが下手な生き物だ


自然で生きていけない人間が飼う猫は
自然で生きていけない猫を育てる

精神病の猫を生み出す




はっきりさせないという知恵

2023-05-02 13:49:27 | ビジネス境界線
先日友達と話をしていて
なるほどと思った

その友達と共通の嫌な対象にたいして
愚痴を言いあっていたところ

カウンセラー気質が出てしまい
この部分が嫌なのかな
といったように
相手の嫌と思っている本質に向かう
質問をしたところ

(嫌と思っていることの本質について)
はっきりさせたくない
もし自分がそれをわかってしまったら
もう我慢できなくなるだろうから

という意見を聞き
自分とは違う考え方として
凄くためになった


私はどうしても突き詰めたくなる
性分のため
ついつい相手もそうだろうと思い
その方向で話してしまうのだが
その違いを知ることができると
とてもためになる

彼女の気持ちとしては
嫌なことを我慢してでも
まだそこに居続けたい
という気持ちがマジョリティであり

嫌だと思っていることに
目を向ける事で
そこに居られなくなることの方が
恐れていることなのだ


私はそれにはっと気付かされ
そに嫌なことの本質に触れる話題は避け
表面上の嫌な気持ちだけ
話題にするように切り替えた



何かに意識を向け
焦点を当てることで
その対象はどんどん明確になる

この現象は自我に備わった
カテゴリ機能によるたわものだ

焦点が当てられる事で
一つのもやもやが
区分分けがされていくことにより
ある一定の領域の集まりとして
認識されるようになる

この新しい認識のフィルタにより
行き場のなかった感情の捌け口が
見つかることによって
たまっているモヤモヤは減っていく

もやもやがなくなるまで
それを続けていく事で
最終的に自分にとって
「明確になった」という状態になる


この「もやもや→明確」のプロセスは
悩みが解決するパターンの王道であり
悩みに寄り添うカウンセラーにとっても
このプロセスは基本の流れとして
頭に置いていると思う



しかし今回のように
モヤモヤと
そのモヤモヤとの関連した問題
問題同士の関連性によって
今このモヤモヤは明確にしたくない
という事が充分ありえる

余談だが
この「明確にしたくない」という
本人の気持ちを無視して
「モヤモヤ」を明確にしようとすると
それは余計なお節介として
カウンセラーであろうが
友達であろうが嫌われる



話を戻すと
このモヤモヤには効能があるとも言える

それは関係性のある問題のために
一定の間自分を騙す事ができる
という効能だ

自分自身がそれを理解して
その効能をうまく使っているのだから
凄いことだ


モヤモヤは霧が晴れてしまえば
すっきりするのは間違いないが
その時に役目を終え消滅する
(私は感情がなくなるその現象を
昇華と呼んでいる)

この消滅により
モヤモヤの持っていた関係性も失われ
失いたくないものまで失う可能性がある


だから
それも含めてモヤモヤと向かい合う
その決意というのは
時期がくるまでじっと待つ必要がある

ヒモをほどくのに順番があるように
モヤモヤの解決にも順番があるのだ




話が変わるが
このモヤモヤの持つ
デメリットだけでなく
メリットもわかると
色々なものの正体も掴めてくる


例えば恋愛だ
恋愛は
モヤモヤのデメリットが鬱病だとしたら
モヤモヤのメリットが恋愛だといえる

理由もなくドキドキしたり
自分が認識できない何かに
憧れ夢中になったりするこの現象は

「明確になっていない」
これこそがキーであり

いつか恋の魔法が溶けてしまう理由は
「明確になってしまったから」である

ずっと恋愛のドキドキの中にいたい
と思う人は
「モヤモヤを明確にしたい」とは
思わないだろう

明確にしない事が
大事であることを分かっているからで
ある



恋愛以外にもたくさんある


「しらける」という言葉がある
つまらないという意味も含んでいるが
ここでは
「急激におもむきがなくなる」
というようなニュアンスが大事だ


「モヤモヤを明確にしてしまう」と
「しらける」のである


よくわからないが
凄く面白い芸人がいたとする

みんなの理解が追い付かないので
モヤモヤが作られる
そのモヤモヤこそが
面白さを生んでいるのだが

売れっ子になると
民衆による分類分けが始まる

キモ系だとか
シュールだとか
ワイルド系だとか
リズムネタだとか

名前をつけられたとたんに
その芸人は殺される

理解できる言葉がつけられる事で
「しらける」のである

恋が覚めてしまうのである


本来それは悪いことではない

その感情の昇華が進んだ先に
お坊さんの修行の先のようなものがある


しかし
芸人を見て笑いたい
恋愛してドキドキしたい
嫌なモヤモヤがあるがまだここいたい


これが目的にある人にとっては

モヤモヤがなくなってしまう事の方が
好ましくないことなのだ



モテる人は
恐らく相手をモヤモヤさせたままにする
それがとても上手いのだと思う







ゼロという発明

2023-04-05 21:22:29 | ビジネス境界線
ゼロの発明は凄いといいます

物心ついたときから
ゼロが当たり前にあった現代人にとって
なかなか理解が難しいです


今日は心理学の研究法で
間隔尺度と比率尺度の違い
学びました

温度や時計のような
ただ等間隔のものさし
それが間隔尺度

損得のような
ゼロを基準として
間隔尺度が正負に配置されるものが
比率尺度

比率というのはゼロがあるからこそ
考えられる概念だということに
気づいたのは
目からウロコでした



同時にゼロが
凄い影響を持っている事も
初めて理解できました