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CDのレビューとかなんとか

Ride the Lightning/Metallica

2015-03-11 19:12:19 | レビュー

<List>
1. Fight Fire with Fire
2. Ride the Lightning
3. For Whom the Bell Tolls
4. Fade to Black
5. Trapped Under Ice
6. Escape
7. Creeping Death
8. The Call of Ktulu

<Member>
・James Hetfield(Vocal, Guitar)
・Kirk Hammett(Guitar)
・Cliff Burton(Bass)
・Lars Ulrich(Drums)
 
1984年リリースの2nd。たしかどこぞの某音楽評論家が雑誌のレビューで70点を付けた作品。
 
1stも意義深い作品なのでいずれ触れようと思いますが、この2ndは同じバンドが作ったとは思えない程の飛躍ぶり。

アルバムを通して感じられるのは(ある1曲を除いて)徹頭徹尾シリアスである事。それが美に繋がっています。
 
歌詞もそれに相応しい秀逸なもので、LAメタルのお兄さんたちには到底真似の出来る物ではありません。さすがサンフランシスコ、ベイエリアのバンドです。
 
多分この作品もリズムギターは全てJames Hetfieldのものでしょうが、速くて上手いですねぇ、ダウンピッキング。Kirk Hammettのギターソロも今の彼と同一人物とは信じられない程上手い。特に"Fade to Black"の冒頭と終盤のギターソロは彼のベストソロのひとつでしょう。

"Ride the Lightning"と"The Call of Ktulu"にDave Mustaineのクレジットがありますが、ギターソロもDaveのソロをなぞったのでしょうか?
 
前述のある1曲というのは"Escape"という曲です。Lars Ulrichが「売れ線狙いで"Escape"という曲をメジャーコード主体で作った。誤りだった。もうこんなことは二度としない」という趣旨の発言をしていたのですが、Black Albumの"Enter Sandman"ってモロメジャーコード主体じゃありませんか?似ていませんか?

私の好きな曲はDave Mustaineも関わったドラマティックな展開が魅力の"Ride the Lightning"、Cliffの死後、"Cliff 'em All"を見て好きになったミドルテンポの"For Whom the Bell Tolls"、メタリカなりのスローバラード"Fade to Black"、そして、このアルバムのハイライトで"Die!, Die!, Die!"の"Creeping Death"です。1曲を除いて押し並べて良い曲ばかりです。
 
このアルバムを経て、手応えを得たのでしょう。大傑作の"Master of Puppets"がリリースされるのです。


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