毒まんじゅうはいかが?

CDのレビューとかなんとか

Damn Yankees/Damn Yankees

2015-02-23 20:06:48 | レビュー

<List>
1. Coming of Age
2. Bad Reputation
3. Runaway
4. High Enough
5. Damn Yankees
6. Come Again
7. Mystified
8. Rock City
9. Tell Me How You Want It
10. Piledriver

<Member>
・Jack Blades(Vocal, Bass)
・Ted Nugent(Vocal, Guitar)
・Tommy Shaw(Vocal, Guitar)
・Michael Cartellone(Drums)

1990年リリースの1st。当時こんな凄い面子でバンドが結成されたなんてとても驚きだったことでしょう。

一言で表せば、それまでのアメリカンロックの集大成。とても明るくて楽観的、心はウキウキ(笑)。ドライブのお供に最適でしょう。

ブリティッシュ・ロックの辛気臭さは微塵も感じさせません。しかもみんな素晴らしいキャリアを持ち、技術的な裏付けがあるのですから。曲はかなり練られていて収録曲全て良い曲です。

フロントマンの3人はボーカルを分け合い、Michael Cartelloneもコーラスに参加します。ボーカルハーモニーも聴き所です。

1曲目の"Coming of Age"はこのバンドがどんなバンドなのかの挨拶代りのような曲です。コーラスとギターが目一杯入っています。

"High Enough"はボーカルハーモニーを生かしたバラードです。ジーンズのCMで流れた事もあり、みなさんも聴いた事がある曲かもしれません。良いチョイスです。

アコースティックギターから始まり、徐々に盛り上がっていく"Come Again"は個人的にはこのアルバムの中で一番良い曲だと思っています。リードボーカルはTommy Shawですね。曲の途中でタッピング等を交えた長いギターソロもあります。

"Rock City"はとてもパワフルな曲です。ボーカルも三人で分け合い、ギターソロも炸裂。"Rock City, USA!"と叫び、とても判り易い曲でもあります。

最後の"Piledriver"はファストな曲です。そういえばツーバスドコドコ、速い曲はこの曲だけ。

こ のアルバムで一貫しているのは、コーラスを多用していること。欧米人は子供の頃から教会で歌わされるのでボーカルハーモニーが自然と身に付くそうです。日 本人はそういうの苦手ですよね。そして、ギターソロが充実していること。速弾きやタッピング、アーミング、ノイズ、スクラッチ、エレクトリック・ギター特 有のフィードバック等、自由奔放に弾いています。

丁度アメリカの世相が変わり、グランジ、オルタナティブ・ロックが台頭してきた頃にデビューしました。逆風の中、はたして孤軍奮闘を見せることが出来るでしょうか?


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