![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/4e/fb87b7dd0728f06bcfaf9cde53d3837a.jpg)
先日、新聞に「ムラサキ」の花が載っていました。
あまり知らなかったのですが、白くて小さい花。
白い花なのに何故ムラサキかというと、根っこの色が紫色なのですね。
古来から紫色の染料として用いられてきたのです。
さて、新聞で紹介されていたのは「万葉の森公園」だったので、実際に見てきました。
百聞は一見にしかず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
行ってみると、見頃であるためか看板まで出ていたのに、
咲いているのは数本程度?という寂しい状態でした。
ムラサキは、絶滅危惧種にもリストアップされているようです。
万葉集でもかなりポピュラーな植物だったようで栽培もされていたけど、
明治以降は、合成染料の登場で商業価値を失ったんだとか。
今ではかなり貴重なんですね。(中国から近縁種は輸入されているらしい。)
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写真では見にくいけど、これが根っこの写真です。
濃い紫色の根が長く伸びています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/7c/3b3e9d4d0af6374bea5b541b95d84869.jpg)
万葉集の歌としては、これが一番有名でしょうか?
額田王がかつての恋人(大海人皇子)にあてて詠んだものです。
歌の背景は「薬狩り」とのことなので、薬として採っていたのかも知れません。
生薬(紫根・シコン)としても用いられてきたようです。
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