電気を発電所で作り送電する場合、今はすべて交流(AC)でおこなっていますが、
将来は直流(DC)になるかもしれません。
「ナショナルジオグラフィック ニュース」の2013年1月22日付けによると、
直流送電の可能性が大きく高まっているとあります。
高圧直流送電(HVDC)は、未来の送電技術と期待されています。
交流より安価、かつ低い電力損失ではるか遠くまで送電できるためです。
高圧直流送電HVDCは、交流送電より効率性が高いです。
約1600キロメートルの送電線で数千メガワットを送電する場合、
交流では12~25%の電力が失われますが、HVDCでは6~8%に抑えられるそうです。
かつて直流送電には、大容量の遮断という越えられない壁が立ちはだかっていましたが、
ハイブリッドHVDCブレーカーという画期的な遮断機発明のおかげで、直流送電の夢は確実に加速するだろうということです。
ハイブリッドHVDCブレーカーを開発したのは、電力技術とオートメーションを専門とする
スイスの巨大企業であるABBという会社だそうです。
同社によれば、21世紀に進むであろう化石燃料から再生可能エネルギー源への移行においても、
この遮断機技術は不可欠な存在となる可能性があるということです。
トーマス・エジソンが主張した直流送電は、交流送電に負けてしまいました。
あれから1世紀以上が過ぎた現在、直流送電の汚名をそそぐチャンスが来るかもしれないということです。
直流だとなぜ効率がいいのか私には理解できませんが、こういう技術には関心がありますね。
太陽光発電や風力発電など、今研究されている発電技術は直流発電でしょ。
直流発電でできた電気を即直流送電で送れれば、ほんとに環境にやさしい電気になると思います。
ぜひ、こうしたよき技術が世の中に現れてほしいものと思います。
bacsa
【付録】
韓国語の勉強0027
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