東方のあかり

東アジア(日、韓、中+その他)のまとまりを願ってこのタイトルにしました。韓国在住の日本人です。主に韓国発信の内容です。

稲妻マン。

2024-09-28 10:06:18 | 韓国物
日本でイナズマといったらやはり「イナズマ純也」が
第一にイメージされるかもしれない。

今回は韓国のイナズママンの話だ。

雨が降った13日、ソウル瑞草区江南大路で手動車椅子に
乗って横断歩道をかろうじて渡っていた市民を助けた
バス運転手の便りが知らされ話題になっている。

『子供、3人目の人』などを書いた児童文学評論家の
キム・ジウン氏は最近、自身のエックス(X・昔の
ツイッター)でこのような場面を直接目撃したと伝えた。

彼はまず「江南教保文庫交差点、大雨の中、車椅子に
乗った方が横断歩道を渡るのに半分も行かないうちに
歩行者信号が点滅開始。横断歩道上の歩行者はその方
だけだった」と当時の状況を説明した。

遅い時間に雨まで降って横断歩道の上の市民に
気づかずに出発したりすれば、大きな事故に
つながりかねない状況だった。

該当道路の規模は往復10車線に達したが、
幸いこの光景を注意深く見ていたあるバス運転手が
いたという。バス運転手の「稲妻」のような行動が
市民に感動を与えている。

キム・ジウン作家は「停車中だったバスの運転手さんが
素早く飛び出してきて車椅子を安全地帯まで押してあげ
て、びしょ濡れのまま自分のバスに復帰した」と話した。
それと共に「稲妻マンのようでした。470番(バス番号)、
ありがとう」と書き添えた。

キムさんは該当バス運転手を映画「ムービング」で
超能力を持ったバス運転手「稲妻マン」に例えたと見られる。
キムさんが投稿したコメントは50万回を超える再生回数を
記録し、6500回以上共有された。



それと共に該当バス運転手の善行もオンラインで
広く知られることとなり、ソウル幹線バス470番を運営する
ダモア自動車ホームページの掲示板には「称賛します」
という市民の感謝の挨拶が続いたりもした。

26日の聯合ニュースによると、当時バスを運転していた
主人公は10年の経歴のイ・ジュンホ運転手。
イ氏は「雨が降る夜、車椅子の使用に慣れていない方が
保護者も傘もなく丘のようになっている地形の道路を
かろうじて通り過ぎる状況だった」と思い出した。

彼は大雨で前がよく見えない状況だったので、
信号が変われば反対側の車線の車たちがすぐ出発し、
ややもすると危険な状況が起きる可能性があると考えた
という。そこでバスの乗客に了解を得て、江南大路に
飛び出したというわけだ。

イさんは「あの時は『人が先』という考えだけだった。
同じことが起きても同じように行動する」とし
「今後もお客様が事故なしに一日を安全に過ごせるよう
最善を尽くす」と伝えた。

韓国のバスは乱暴な運転で世界的にも有名であるが、
こういうスーパーマンのような人も隠れていることを
忘れないでほしい^^。[韓国経済新聞参照]
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