東方のあかり

東アジア(日、韓、中+その他)のまとまりを願ってこのタイトルにしました。韓国在住の日本人です。主に韓国発信の内容です。

韓国の現代電気自動車「アイオニック5」が日本の電気自動車より優れているのか

2022-04-21 10:43:00 | 韓国物

現代自動車が来月、日本での「アイオニック5」発売を予告した。
これを受けて日経新聞がトヨタと日産の電気自動車とアイオニック5
を比較分析した記事を4月20日付で報じた。

日経はアイオニック5の発売ニュースを伝えながら、日本で発売される     
アイオニック5の基本バッテリー容量は58kWhで、
走行距離(航続距離)は498キロ、価格は479万円と明らかにした。
アイオニック5の上級モデルはバッテリー容量が72.6kWhで
走行距離618km、519万円だ。

日経はさらに、「これは日本メーカーが披露する電気自動車に比べると、
バッテリー容量が少ないか同等でも走行距離はさらに長く、価格は安い」
と評価した。

例えば、日産が同月発売する新型電気自動車「アリア」はアイオニック5
よりやや大きいバッテリー容量(66kWh)を搭載するが、
走行距離は470kmと短く、価格は539万円と高い。

トヨタが同月発売するbZ4Xは71.4kWhに達する容量のバッテリーを
搭載するが、走行距離は559キロだ。                  
これはバッテリー容量が似ているアイオニック5の高級モデルより
走行距離が60キロ短い。
またbZ4Xの価格は600万円なのでアイオニック5がこれより80万円安い
ことになる。

日経は、アイオニック5が競争力のある走行距離を実現した秘訣は、
電気パワートレインに搭載されたインバータ(モーター制御器)の半導体に
次世代素材の炭化ケイ素(SiC)を採用したためと分析した。

従来のシリコン(Si)素材のトランジスタを搭載したインバータに比べ、
走行距離を最大5%延長できるという。
特に、ドイツのインフィニアンがアイオニック5に供給したSiCインバータは
エネルギー消費量を69%減らすことができ、車両全体から見れば7.6%の
エネルギー減少につながるという。

SiC半導体はシリコン半導体に比べてコストが高いが、アイオニック5が
このような高級電気車に採用する素材を適用しながらも、
価格競争力まで備えた秘訣は日本国内のオンライン販売で
販売管理費を減らしたためだと日経は分析した。

33年前、筆者が韓国にやってきた当時、車の好きな友が
韓国の車は、日本の車と全ての面で比較にもならないんだ、
と言っていた。エンジン性能も悪いし乗り心地は悪いしすぐ故障する
というわけだ。一言でポンコツだったのだ。
しかしあれから33年。地道に車づくりに打ち込んできた現代(ヒョンデ)は
トヨタ、日産にも劣らない車を作れるようになった。
いつまでも他国を見下すことは禁物。そんな時世になってきたということか。
がんばれ、ニッポン。

 

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