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大和三山~奈良たび

2022-12-27 | 旅行
今月初めに出かけた奈良の旅。
もうしばらく、おつきあいのほど、お願いいたします♫
(あいかわらず、年末の現実逃避中・・・w)

初めて、きちんと大和三山を認識、感激しています。



(とにかく広い藤原宮址、感動!)


大和三山とは、
奈良県橿原市にある三つの山。

天香久山(アマノカグヤマ アメノカグヤマ)
畝傍山(ウネビヤマ)、耳成山(ミミナシヤマ)。

どれも200m以下の標高ですが・・・
古典の世界では、超・有名!


(列柱の向こう、低い山が天香具山)


持統天皇の
「春過ぎて夏来たるらし白妙の衣干したり天の香具山 」
など、大和三山は、万葉集に歌い込まれていますもんね。

わたしも、学生時代に、
「万葉集」を勉強させられたけれど・・・
あの頃は、全然興味がなくて・・・

今の年齢だからこそ、
その良さに気づけたのかもしれません。



(列柱の間にあるのが耳成山)


これからは、とっても個人的な話です。

今、そろって94歳の義両親。

義父は短歌を趣味にしていて、
短歌の会で「万葉集」を学んだせいか、
「また奈良に行きたい」と、ずっと申しておりました。

残念ながら、義母は、究極の出不精。
しかも、その頃から、
歩くのにも難儀し始め、旅行どころではなく・・・

既に、義父も、ひとり旅の自信はなく、
たぶん、息子(ぴあ野・夫)に
一緒に行って欲しかったんだろうなぁと・・・


(手前の低い山が畝傍山)


その頃、夫と、話したことがあります。

私「おとうさんと、奈良に旅行してきたら?」

夫「ぴあ野は行くの?」

私「え、わたし、行かないでしょ。
おかあさんだけが留守番になっちゃうじゃない。
(おかあさんが、むくれちゃうよ~)」

夫「じゃ、オレもイヤだよ・・・」

・・・・「イヤだよ」って
そんな身も蓋もない・・・


その後も、何度か、夫に「父子の奈良たび」を
振ってみたのですが、
結果は、いつも同じこと・・・


(資料館の藤原京の模型)


まあ、親子関係は、いろいろですもんね・・・

もし、わたしの父が元気で、同じ場面だったら
弟は面倒臭そうな顔をしつつも、
内心喜んで、父を連れて出かけそうな気がするけど・・・

義両親と夫の親子は、私の実家と比べると、
なんだか、よそよそしいので
仕方がないのかも・・・

あれから、もう何年?
もはや、義父が奈良へ出かけるなんて
無理だろうなぁ・・・


大和三山をながめながら、
幻にもならなかった、
「父子の奈良たび」を想ったのでありました。

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最後までお読みいただき、
どうもありがとうございました。

「藤原宮跡」に感動のあまり、
セカンドブログまで、アップしております。
こちらもお訪ねいただけるとうれしいです。

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