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関東屈指の名城・杉山城

2022-04-07 | おでかけ
おはようございます。

うっかりしておりましたが・・・
昨日は4月6日(=シロ)、城の日でした。
ならば、ということで、最近リア攻めした杉山城をアップします。

どうぞ、おつきあいくださいませ。



埼玉県比企郡嵐山町の杉山城。

先月出かけた、畠山重忠ゆかりの地めぐりで登城しました。
「続日本100名城」なだけあって、すばらしい城です。


「続日本100名城」に選ばれる前から、
この城の高い評価は聞いていました。

いわく「縄張りの緻密さは全国屈指」
「関東戦国山城の最高傑作」などなど・・・

山城とは、ざっくりいって、戦国時代に造られた、
戦時を意識した城です。



お城好きのは、目の前にある城を、どう攻めるのかを
考えるのが楽しいらしい・・・
夫も、そのタイプ。

でも、わたしは、そう考えるのが、苦手。
ここに、どんな人たちがいたのかと、妄想してばかりです。

そんなですけれど・・・
この城の造り、つまり攻めにくさや守りの堅さはわかります。


(西側は鎌倉街道に面していたとか・・・こちら側かな?)


だって、こんなにボッコボコに、地面が凸凹しているんです。
これは堀やら土塁やらが、あちこちに配備されているからです。

攻める側にしてみたら、高い土塁を超えねばならないは、
急に落ち込む堀があるは・・・
次々に現われる障害に苦労するはず。

一方、守り手側からみれば、
攻め手が堀に落ちている間、または土塁を越えるのに難儀している間に、
上から、弓矢で狙えるわけで・・・



だから、土地がボッコボコになっている山城は名城なのです!?

・・・といっても、ここ杉山城のように
木々を伐採し、下草を刈るなどの整備がされてない山城が
圧倒的に多いのです。

マニアな皆様は、藪こぎをして、道なき道を歩んで
縄張りを確かめられ、あるいは自ら縄張りを書き起こす・・・

我が家は、虫が出てくる夏場は山城見学は、お休みw・・・
夫婦揃って、皮膚が弱いので、夏場の虫は大敵なんです。
もちろん、藪こぎなんて、とてもとても・・・



そんなわけで、こんな風に、きれいに整備されている山城を
見学できるのは、とってもありがたいこと。

地権者様のご厚意もあるでしょうし、
それに加え、杉山城の場合は、敷地内?玉ノ岡中学校の生徒さんが
手入れをしてくださっているとか、

ありがとうございますっ!



築城主は、我らが北条氏康、あるいは山内上杉一族ではないかと
言われているそうですが、はっきりしません。
(よくあることですが)

城内の解説によると、
「地元では、松山城主(注.埼玉県のです!)上田氏の家臣
杉山(庄)主水の居城と伝えています。」とありました。

上田氏って???
いや、これだけの城に家臣を住ませるなんて、
どんだけ、すごいご城主様なの!?w

ま、そのあたりが、アタクシの城見物の醍醐味、
妄想全開できるところですww



アタクシの稚拙な説明や画像では、
とても、この素晴らしさを御伝えてきません。

ご興味を持たれた方は、ぜひ杉山城HPをご覧下さいませ。

これだけの熱いHPがアップされているのは、
ひとえに地元の熱い想いの賜物だと思います。



そうそう♫

「続日本100名城」スタンプの設置されている、
嵐山町役場庁舎・玄関ホールには、
職員さん手作りの模型や展示もあり、見応えがありました。

ともかく・・・
地元の城跡に対する熱意が、伝わってくるのでございます。


本日も、おつきあいいただき、どうもありがとうございました。

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参考:
●西股総生『首都圏発 戦国の城の歩きかた」KKベストセラーズ

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