「やきとり弁当」誕生秘話
函館のローカルストアである「ハセガワストア」でのみ売られている函館市民のソウルフード『やきとり弁当』。
そんな函館名物の誕生秘話とは――。
酔客のひと言
1978年のある夜半、ハセガワストアの長谷川文夫会長が自らレジを打っている時に、酔った客が来店し「お弁当ないの?」と尋ねた。
そこで当時、店内で作っていたおにぎりのご飯とのり、お酒のおつまみ用に焼き始めていたやきとりを組み合わせて、ご飯の上にやきとりを載せた弁当を即興で作った。
その後、材料の吟味ややきとりを焼く店舗の改良を重ねて現在の「やきとり弁当」が誕生し、今日に至る――。
豚肉なのにやきとり?
ハセガワストア社長曰く、「安くて美味しくて栄養たっぷりの豚をやきとり風にクシに刺し、秘伝のタレをからめたところからそう名付けた」とのこと。
また、やきとり弁当を食べる時は、容器に入っているミゾに串を置いてフタを閉め、フタを押さえながら串をクリッと回しながら抜くのがコツ。
GLAY効果
GLAYのベースJIROが自身がプロデュースした単行本「キャラメルブックス」でハセガワストアのやきとり弁当をオススメとして紹介したことで、一躍全国区のB級グルメになりました。
編集後期
帰郷した函館市民や、来函した観光客が必ず食べるというハセガワストアのやきとり弁当。
やきとりの味は、たれ、塩、塩だれ、うま辛だれの4味がありますが、やっぱり隠し味に函館ワインを使用しているたれが一番美味しいかな?
釧路のスパカツもそうだけど、函館のやきとり弁当も全国展開してほしいものです。
【記事引用】「ハセガワストア」「キャラメルブックス」 「キャラメルパビリオン」