印で代理出産の赤ちゃん、出生届不受理…日本人夫婦は離婚(読売新聞) - goo ニュース
このニュースを読んで、「不妊症」の関係でインドでの「代理母制度」を使っての出産ではなく、依頼後に「離婚」したという、全く呆れた夫婦の身勝手により、国籍不明の女の子が生まれたという悲惨な現状、また、「代理出産ツアー」という、生命をあまりにも「軽視した」商売が存在する現実に、怒りがこみ上げてきます・・・・。
ニュース記事によると、日本人夫婦が、インド人女性に代理出産を依頼して女児が生まれる前に離婚したため、子供の母親や国籍が不明になっていることが7日判明し、離婚した元夫は子供を引き取る意向を示しているそうですが、外務省は、出産女性を母とする日本の民法の判例に従い、日本人としての女児の出生届は受理できないという判断を元夫に伝えているそうです。
元夫が子供を引き取るにはインド、日本国内の養子縁組に関連する法律の手続きを踏む必要があり、子供は現在、インドを出国できない状態だそうです。男性医師は現在、滞在ビザが切れて帰国しており、男性医師の母親が現地で子供の世話をしているそうです。
この事態の詳細は、昨年11月、愛媛県内の40代の男性医師と元妻の女性は、インド人女性と代理出産契約を結び、インド人女性は同国西部のクリニックで妊娠、先月25日に女児を出産したのですが、夫婦は子供が誕生する前の6月に離婚しており、元妻と代理母は子供の引き取りを拒否しているそうです。
現在の時点で、卵子が元妻のものなのか、インド人女性のものなのかは明らかになっておらず、男性医師は新聞社の取材に子供がインドを出国できない状態にあることは認め、「今はどこまで話していいかわからない。子供を引き取れるよう弁護士に依頼している」と話しているそうです。そもそもインドでは代理出産に関する法律はなく、近年、商業的な代理出産が広まっているそうで、代理母には貧しい女性がなるケースが多く、65万~162万円の金を手に入れることができるそうです。
代理出産の是非については、日本学術会議が途上国への「代理出産ツアー」を問題視し、「代理出産は新法で原則禁止とすべき」との報告書を今年4月にまとめたのですが、その懸念が現実化した形となってしまいました。
元夫が、医師ということで「出生児の育児責任」を負うそうですが、医師としての倫理感に疑問がありますし、また「インドでの代理出産」を選択した行動には、不可解な印象を受けます。さらに元妻が出産依頼で生まれた女児の受け取りを「拒否」するという態度には、無責任で身勝手な態度で許せません。
まだ、DNA鑑定が分からない状況ですから、そのような態度を取るのでしょうが、インド人女性共々、「生命の尊厳」をあまりにも軽視した行動に、正直「人間のかけらもない」憎しみを覚えます・・・・・。(-゛-メ) ヒクヒク