エスカレーター急停止、逆走 東京ビッグサイト 乗客転倒、10人けが(産経新聞) - goo ニュース
このニュースは、甲子園で行われている高校野球のテレビ観戦中に、NHKのニュース速報で知りました。大型公共施設での、この手の事故が最近多いですね・・・・。(ノω=;)。。。
ニュース記事によると、昨日3日(日)午前10時ごろ、東京都江東区有明の国際展示場「東京ビッグサイト」の西ホールで、上りエスカレーターが突然停止し、乗客約120人の一部が転倒する事故が発生し、警視庁東京湾岸署と東京消防庁によると、19~54歳の男女10人が段差に足を打つなどして軽傷を負ったそうです。
事故が発生したエスカレーターは、1階から4階まで直通運転で、長さは約30メートルあり、先頭が3階付近まで進んだところで急停止し、直後に逆走したため、乗客がバランスを崩し転倒したとみられるようで、警視庁は一度に大勢が乗り、何らかの故障が発生した可能性があるとみて駆動部分を取り外し、原因を調べているそうです。
事故現場となった、東京ビックサイトの西ホールでは、フィギュア展示販売会「ワンダーフェスティバル2008夏」が開催されており、午前10時の開場と同時に警備員が先導し、一斉にエスカレーターに乗り込んだそうです。 事故を起こしたエスカレーターは、製造メーカー大手の「日本オーチス・エレベータ」(東京)社製で、平成8年4月の開場当初から稼働し、先月29日に月1回の定期点検を行ったそうですが、異常はなかったというそうです。
同社製エスカレーターをめぐっては、5月にも名古屋市の市営地下鉄久屋大通(ひさやおおどおり)駅で急停止し、11人が負傷する事故が発生しており、その時乗客が立つステップ部分の下のボルト3本が破断していたそうです。 メーカー側は、今回の事故で「ボルト破断の報告は受けていない」としているそうです。
事故原因は、直接的には「メーカー側の不手際」でなく、イベント開催側の「観客誘導」や警備の面に不備があったのが、問題です。ただ、メーカー側も「類似の事故」でけが人を出しており、事故防止対策の「具体的指針」が、広く表明されていなかった事、また開催者側も、エレベータ以外での建物間上下階の移動手段(階段・エレベータ)への誘導、また「整理券」等での入場制限等、混雑が予想されるイベントであったために、見通しが「甘かった」と言わざるを得ません。
危機意識管理に対し、希薄だったという事件と言っても、過言ではないと思いますね・・・・。