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八甲田山雪中行軍遭難資料館から八甲田山

2011-08-16 21:49:05 | 写真
子供たち3人と嫁さんと一緒に訪れたのは
「八甲田山雪中行軍遭難資料館」
実家から車で20分足らずの場所にあります。
八甲田山で起きた遭難を基にした
映画「八甲田山」が公開されたのは1977年。
初めてその映画を見たときには、将来青森を訪れるとは
思ってもいなかったでしょう。

八甲田山雪中行軍遭難資料館は薄暗くて、それほど
見て楽しい施設ではないと聞いてたのですが、
訪れた資料館はとても新しくて綺麗でした。
遭難から100年過ぎた平成17年(うる覚え)に立て替えたようです。

資料館に入ると正面には後藤伍長の銅像は出迎えてくれます。
八甲田山に建つ銅像のレプリカで台座が
実際のものより低くなっているそうです。

遭難した「青森歩兵第5連隊」の模型です。

写真は左から神成大尉、後藤伍長、山口少尉。
映画では三国連太郎が演じた山口少尉が悪役で
遭難したのが山口少尉が原因のようになっていますが、
実際にはそれほど酷い人格ではなかったようです。

資料館内をじっくり見て周り、外の墓地を見ようとすると
ボランティアガイドが声を掛けてくれて、一緒に説明を聞きながら
墓地を回ることが出来ました。
八甲田山雪中行軍は総勢210名が参加したのですが、
天候の急激な悪化、準備不足やその他いろいろな要因で
遭難して、199名が遭難して命を落としました。
この199名を超える雪山の遭難は今まで起きていません。

資料館内を見て周り、墓地をボランティアガイドさんと周り
明治35年に起きた悲惨な遭難を分かったような気がしました。
ボランティアガイドさんのおかげでいろいろな話を聞くことが出来ました。

写真は山口少佐の墓標です。
映画ではピストルで自殺したとなっていましたが、
実際には凍傷で指が腫れてピストルを撃つことは出来ず、
高濃度のクロロフォルムで殺された説が濃厚らしいです。

資料館見学の後は実際に遭難した地を訪れました。
馬立場に建てられた雪中行軍遭難記念像、後藤伍長の銅像です。

そして最後に八甲田山ロープーウェイ始発駅です。
数年前の冬にはテレマークスキーを楽しむため、
実家から車で通った場所です。
駅構内には映画「八甲田山」にまつわるポスターや
写真が展示しています。

青森の歴史を少しだけ感じた一日でした。


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