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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

赤いスズラン ニセコに群生

2012-06-07 09:55:47 | 草花
昔の話になりますが、「赤いスズランを見に行きましょう。」と親しくしていたIさん夫婦からお誘いを受けました。赤いスズランはまだ見ていませんでした。
赤いスズランと言えば、むかし小学校の時によく友達が教室にスズランを持ってくる子がいて、いま春なのだと気付かせてくれました。当時のカムイラビットの家の回りにもスズランが野にいくらでもある時代で、季節にはどの部屋にもスズランを飾り、いくつかのスズランを赤インク(当時父の採点用のインクが家にあって)に挿し、吸い上げる色素で赤いスズランを作り眺めてもいました。
誘いを受けた時に、その時代に家で作った赤いスズランを思い出し、「自然に赤いスズランも自生する場所があるのだ。」是非見たいものだとお願いし連れて行ってもらったのです。場所は観光地で名高いニセコの山の麓のようです。いまではどのように行ったか道も忘れましたが、珍しい景観でした。
現地に着くと赤いスズランが群生しておりました。葉はスズランと違うものの花の付け方が何となくスズランの花の形に似ているのです。この時はこの花の名も知らず、なるほどこれは赤いスズランと言ってもよいかも知れないと思ったほどでした。何輪かを摘み取り、根は自然破壊になってはと思い、掘り起こすことなくその場を離れました。
写真に収めたはずですが、むかしの事でその写真のある場所も今は分かりません。後日この植物(赤いスズラン)の名をある写真展示の中で知りましたが、その内にまたその植物の名を長い事忘れておりました。
この6月3日の北海道医療大学の講演と野草散策会に参加して、4株ほどのこの花に出会い、「これは以前赤いスズランとして見に行った植物だ。」と再確認したのでした。
名前は「ベニバナイチヤクソウ」といいました。植物との出会いは何回かのきっかけで覚えるものだと、山歩きの回数が大切だと気付かされたのでした。

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