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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

銀色の道 「鴻紋軌道」のこと

2012-07-18 10:40:54 | 歴史
「鴻ノ舞(こうのまい)金山」を知る人は多いと思います。鴻ノ舞はオホーツクの紋別市にあった金山の名です。
佐渡の相川金山は誰もが知る江戸時代の金山で有名ですが、鴻ノ舞金山は戦前、金の生産量が多く全国に知られるようになり「東洋一の金山」と言われる様になりました。教科書の地図にも鴻ノ舞の地名が記され、廃坑になった今でも地図帳にその地名が書かれております。
当時の鉱山に必要な物資を運ぶ必要から「鴻ノ舞(金山)」と「紋別市街」とを結ぶ「鴻紋軌道(こうもんきどう)」が作られました。今や金山も廃坑となり、14500余人も住んでいた住民は今や皆無です。
もう11年前ほど前に「鴻紋軌道跡」を調べるべく、軌道を探して全線を某大学のY教授と調査に入りました。最初は写真撮影の助っ人に頼まれたのでしたが、鴻ノ舞金山を調べていく内にはまってしまい。最後には「過ぎ去りて今鴻ノ舞」という本まで作ってしまいました。
ところで、7月13日(金)夜のカルチャーナイトの日に道庁赤レンガ庁舎に出向いたおり、道庁職員男声コーラスの歌に、なんとこの「銀色の道」の歌がうたわれました。作詞家の宮川泰さん(宇宙戦艦ヤマトの作曲家で知られる)が小学校時代に鴻ノ舞にて過ごし、昔の鴻紋軌道の機関車の姿を描きながら「銀色の道」の歌が作詞作曲されたものです。
紋別市で鴻ノ舞の回顧の式典が行われた際、招かれていた宮川泰さんともお話で出来、大変光栄で思い出になっております。今はすでに宮川さんもお亡くなりになりました。
コーラスの銀色の道の歌を聞きながら、紋別での「鴻紋軌道」調査の当時を思い出し、汽車が走っていた鴻紋軌道の姿を頭に描いておりました。
銀色の道はダークダックス、ザピーナツがかつて唄っており、カラオケに行ってもこの曲が入っています。

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