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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

「イチジク」「サンマ」 漢字でどの様に書くの? いちじく王国は愛知県

2018-09-02 09:31:22 | 樹木

「イチジク サンマ」

「イチジク」

9月1日、スーパーで「イチジク」を見つけ、さっそく買ってきました。愛知県田原市産、(いちじく王国)とあります。

 ・お召し上がりの前に、1~2時間冷やしますと一層おいしく食べられます。

 ・皮は軸の方からやさしく厚くむいて下さい。  と添え書きがありました。

デパートでは売られているのは知っていましたが、スーパーで見るのは珍しい事です。

道産子の方の中には「イチジク」がどんなものか知らない人もいると思います。さらに、「イチジクを漢字で書いてみてください」と言われると困る人も多いでしょう。漢字を見ても読めない人もいるでしょう。

漢字では、「無花果」と書くのです。

大学時代東京の生活でした。どうした訳か4度も下宿を変えました。今考えてみると、いろいろな場所での生活をしたかったからかも知れません。

東京に上京した大学1年の時の下宿の部屋の前の庭に、ひとつの木が植えられていて、夏に向かうにつれて木に実が付いて次第に大きくなりました。不思議でした。花も咲かないのに木に実が付いて膨らんでゆくのです。一般的には花が咲いて、受粉してそして実がなるのが常識だからです。

実が膨らんでゆくのを毎日観察しておりました。この時はまだイチジクと分かっていませんでした。

実が熟んできた秋近くに、下宿のおばさんが採ったのでしょう、木から姿を消しました。

花も付けずに実がなるなんてと思っていたのですが、これがイチジクだったのです。花も付けずに実がなる、これを漢字で「無花果」と漢字書きしたのはなるほどと思うのです。

修学旅行で生徒を引率して京都から奈良に向かう中で、奈良に入るとバスの車窓からは「イチジク」の畑が点在しています。その時からイチジク産地は奈良県とばかり思っていたのですが、愛知県もイチジクの産地だったのですね。

 〇 自分の知識の確認と思い、調べて見ました。奈良県が大量産地と思っていたことは間違いでした。

  イチジク産地ランキング 2014年  (上位生産県)

  愛知県 18%     和歌山県 16%     兵庫県 10%     大阪府 10%      福岡県 10%      広島県  5% 

 

「サンマ」

「秋刀魚」と書いて、サンマと読むと読めるのは北海道では当たり前です。北海道の沿岸で秋に多く獲れる魚だからでしょうから。

サンマは秋になると獲れだして、スラリとした刀状の魚の姿に、全く当てはまる当て字で、「秋刀魚」なのでした。

魚の名を漢字書きにしているのは、魚編に一字の漢字を書いて魚の名としているのが多いのですが、魚編で書かれていないのは、サンマの「秋刀魚」や、シシャモの「柳葉魚」などわずかでないかと思われます。