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雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

軒を飾るツララ いたずらは危険

2012-02-04 07:38:10 | 紹介
「ツララ」は寒い地方にのみに使われる単語でしょうか。
漢字で「氷柱」と書きます。小学館の国語辞典には「ツララ 水のしずくが次々にこおってたれさがったもの 垂氷(たるひ)」とあり、屋根などに積もった雪が徐々に解けて軒下に垂れさがった氷柱を指して言います。
よく観察すると、部屋から暖気が漏れたところが特に屋根の軒にツララが長く成長しています。さぐっていけば、ぼろ家(暖気が漏れている家)に長いツララが下がっていることになります。
ツララは氷の塊で、見た目には美味しそうに見え、寒い朝など子供が興味を持ち、舌でなめたりすると舌がツララにくっついて離れなくなり、大騒ぎになります。厳寒の朝濡れた手、湿った手袋で触ると、がっちりついたまま離れなくなります。ちょっとやそっとで離れません。このごろでは食料も豊かになり、子供の手の届かない屋根の軒先に成長するので、その様な騒ぎにはなりません。
また、ツララは先が尖っており、重さもあるので、屋根から落下すると頭に大怪我を負うことになります。家の造りによっては玄関の出入りに危険です。用心してツララを取り除いて置く必要があります。
子供たちがツララを集めたりして遊ぶ場合があり、落下したツララで怪我を負う子が出た場合があり、ツララ取り遊びは危険として禁止されています。
もう30年余り前の話となりますが、春近くの知床半島の宇登呂に写真仲間(写団蝦夷鹿)と撮影に出向きました。浜の作業用建物の軒に結構なツララが成長しており驚きでした。しかし危険としてツララの先が折られており、写真の景としては不向きになっていたのは残念でした。

☆ みちのくの町はいぶせきツララかな (「大辞泉」小学館)