この花を、時実新子先生にささげます。
5・7・5の17文字に、季節でも風景でも時事問題でもなく、「私」を見つめて「私」を詠むことこそが川柳と、伝えられたように思います。
広い場所や、多くの時間がなくても、無限の世界で自分を遊ばせる楽しさを教えていただけました。
その昔、ご自身が習い始められたKCC(神戸新聞文化センター)の川柳教室。そこが原点でいらっした先生は、あちこちに教室を持たれ、全国区的な活躍をされるようになってからも、最後まで大切にされた場所でした。
3月10日は、そのKCCが入っているミント神戸の「ミント(3・10)の日」。
まさにその日に、新子先生は旅立たれました。
あらためて、ご冥福をお祈りいたします。</spn>