フィリピン再登録

フィリピン3年振り100回目

日本茶の海外進出は多難?

2017-10-24 10:51:53 | 日記

緑茶が人気だ。うちの店に来るお客さんの中には自身が日本滞在経験が有ったり、ファミリーが日本に行って働いた経験が有る方々も多い。それで日本で食べた味を求めて来店される事も有る。人気はトンカツや生姜焼き、焼肉といったメニュー。

そして創業間もなく数人のお客さんから日本茶は無いのかと質問された。しかもHOTなのだ。熱い緑茶をメニューに入れるなんて全く想定がだった。

早速日本で急須と湯飲みのセットと煎茶を購入し試験的に出し始めた。幸いお茶はちゃんと保存をすれば日持ちもするし、第一軽いのでフィリピンに行く時にハンドキャリーで十分対応できる。それと試しに抹茶ラテも購入した。かなり甘い代物だったがこちらも甘いもの好きのフィリピン人に人気だ。

日本茶は海外にも徐々に進出しているが、私見だが日本の産地や生産者がトラディッショナルな日本茶を正しく飲んでもらうことにとらわれ過ぎていて、海外の人々に柔軟なプレゼンが出来ていないのではないだろうか。先日マカティの中流モールで中国系と思われるお茶のファーストフードドリンクスタンド”CHATIME”を見つけた。若い人を中心に凄い人だかりで人気だ。お茶をベースに楽しいメニューを沢山提供している。

ある九州のお茶の産地に訪問した時素敵なお茶文化に触れて豊かな気持ちなったが、反面決して産業として伸びている状況ではなさそうだ、私もお茶派で毎朝美味しく温かい緑茶を飲むが、「正しさ」や「正式な」にとらわれていると、中国茶が世界のスタンダードになりかねないと思う。もうなっているかも。