前後することになるが、やはり気になることは先に書いておこう。
昨日の緑の監視員のことが、どうにも気になって仕方がなかった。
何故、彼らは一言もしゃべらなかったんだろう。
能く考えてみれば何かがおかしい。
「一人がしゃべらなかっただけで、もう一人の方は喋る必要がなかったから喋らなかっただけだ」
言ってしまえばそれだけのことなのだが、移動を開始する際にも二人が声を掛け合う場面はなかった。
「仕事に徹しているから」?
いや、それなら余計に「次は~」などと、打ち合わせ或いは確認のやり取りをするはずだ。
で、まさか、ということを思いついた。
彼らは警察ではない。民間の団体が仕事を請け負ってやっている。
そうなると、もしかして彼らは外国人?
日本語があまり分からないのでは?
駐車違反取り締まりの代行業だ。取り締まりの代行だから当然のこと抗議を受ける可能性がある。
代行業だから抗議を受けた時、警察と同等の対応(時には力づく)ができるとは思えない。同等の権限もないだろう。
もしかして・・・・「東南アジアの交通インフラ整備のために日本のやり方を学びに来ている」(或いはそういう名目の)外国人労働者?
日本語自体に不慣れな者に、苦情の対応を含む仕事をさせるか?とも思うが「駐車違反取締り」という行政の中のごく一部の特殊な仕事だけに警察官上がりの人間を雇う、なんてことを考えれば、間違いなく安くて確実な労働力ではないか。各国交通状況の改善のためという大義名分も立つ。
勿論、これは妄想でしかないだろう。
けれども、言葉ではない決して「対応」とは言えない「反応」。二人一組なのに意思の疎通を図るでもない行動の形。
彼らが外国人労働者でなければ、人工知能を搭載された人型ロボット?