続き
昨日、昨年末まで数か月間握っていなかった木刀を持って外に出た。
寒くても風がないから、素振りをするには良い夜だった。
が、何しろ歳を取れば筋力の落ちるのはすぐ、というのは本当らしく、素振り用の木刀を二百回振るのは結構疲れた。
若ければちょっとした無理は翌日にすぐ出る、歳を取るに従って疲れが出てくるまでに時間がかかるようになり、翌々日だったりもっと遅かったりする・・・なんてことも聞いている。
最近はそれが本当のことだと実感、というより痛感するようになっている。
ただ、それなりに時間をかけてやっていたこと(習い事など)だった場合はその限りではなく、若い頃と同じく無理をしたら翌日には筋肉痛としてはっきりと出てくる。
で、今日。筋肉痛は全くない。
腕力で振っていなかったからか、それとも歳を取ったせいで、まだ疲れが出て来てないだけなのか。もう一日様子を見る必要がある。
と言っても今日また素振りをすると、その分の疲れも一緒くたになって「技術で上手くごまかせた」のか、それとも単に「歳のせいでまだ疲れが出て来てなかった」のか分かることは遂にないんだけども。
というわけではないのだが、今日は素振りではなく散歩に出ることにした。
1~2秒に一回の素振りを二百回なら単純計算で掛かる時間はどんなに長く見積もっても10分以内。散歩だったら、これまでかかった時間は早くて45分、遅ければ50分。
10分の素振りより40分の散歩の方が運動量は間違いなく多い。
初詣も兼ねてだから、年に一度の賽銭を用意していく。
正月も五日だから鳥居に注連縄はあったが参拝客はいない。
やっぱり手水舎の水は止めてあった。
普段40分少々で往復していたのだが、久し振りの今日は50分近く掛かった。
散歩の帰り、「昨日素振りをしたんだ」と身体が思い出してきたようで、上半身の節々に疲労感が出てきたように思う。
やはり神経自体が鈍っているんだろう。