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高野家のブログ

高野家の日常

モービルアンテナ調整 その3

2023年09月23日 | アマチュア無線

9月2日に144MHzのモービルアンテナ調整をした。

しかし、その時は、もう少しエレメントの長さを短くしたかったのだがエレメントを切るまでせずにいた。

今回は、もっとアンテナの調整を究めてみようと思いエレメントを切ることにした。

取扱説明書もないので、まず、先端のほうのエレメントを2cmほど切った。

中心周波数141.69MHz VSWR1.14とあまり変化がない。

大変だけど、本幹側の太いエレメントを切らないといけないようだ。

手で切るのは無理だと思って職場にグラインダーを借りに行ったら、担当者が土曜日でいなくて借りることができなかった。

仕方なく金切のこで、時間をかけて切った。3cmほど切るのにとても時間がかかって汗だくになった。

苦労した甲斐があって中心周波数143.32MHz VSWR1.16

145.01MHzではVSWR1.19 リターンロス ―21.15dB インピーダンス48.95Ωといい値になった。

今度、大学OB無線部の2m通信実験で実際の電波の飛びを検証してみるつもりだ。

追記 2023年9月27日

本日の2mの定例の通信実験で栃木県日光市霧降高原に移動して参加した。

以前移動運用した時につながらなかった神奈川県の先輩局とS55でノイズなしでつながった。

また、都内と茨城のOB部員局とはS59+でつながった。

各局からは以前の移動運用より強力に入感しているとのレポートをいただいた。

 

 


モービルアンテナ調整その2

2023年09月02日 | アマチュア無線

以前(2023年2月26日)に不明モービルアンテナをNanoVNAで144MHzモノバンドアンテナだと特定した。

その時はバンドの特定が目的だったので部屋の中でアンテナをテーブルの上にのせて測定した。

そこまでは良かったが、アンテナの中心周波数を測定してエレメントの長さ調整までしてしまった。

後で考えれば車に設置してアースを取ってないと、実際の運用では意味がないと考えなおした。

車にアンテナをつけてNanoVNAとノートパソコンを車に持ち込んでNanoVNA-Serverで測定した。

測定結果は中心周波数140.27MHzでVSWR1.17と低い周波数だ。

エレメントの長さが一番長くなっていたので逆に一番短くした。

測定結果は中心周波数141.69MHzでVSWR1.17となったが、まだ低い周波数だ。

測定周波数を細かくしてみた。運用周波数145.01MHzでVSWR1.33で運用上は問題なさそうだ。

これ以上エレメントの長さを調整するにはエレメントを切る必要があるので、今日はここまでにすることにした。

また、測定したのは駐車場だったので周りの建物に影響を受けているかもしれないと思い、車を広い場所の真ん中に移動させて測定してみたが変化はなかった。

 


V型ダイポール 730V-Ⅱの調整

2023年08月11日 | アマチュア無線

7MHz~50MHzの5バンドV型ダイポール 730V-ⅡのSWRが高いことが気になっていた。

NanoVNAをパソコンに接続してNanoVNA-Serverで測定した。

NanoVNA-Serverのグラフの左上がスミスチャート、右上がリターンロス、左下がVSWR、右下がインピーダンスとなっている。

7MHzを測定すると中心周波数が6.98MHz VSWRが1.36 と かなり低い。

FT8やSSBで使用する7.090MHzではVSWRが3.0を超えている。

14MHzを測定すると中心周波数が13.97MHz VSWRが1.21 と7MHzと同じく、かなり低い。

SSBで使用する14.130MHzではVSWRが2.0を超えている。

21MHzを測定すると中心周波数が21.03MHz VSWRが1.20 と他と同じく、かなり低い。

28MHzを測定すると中心周波数が28.00MHz VSWRが1.29 と他と同じく、かなり低い。

50MHzを測定すると中心周波数が50.74MHz VSWRが1.06 と他と同じく低いがこのままでも使える値だ。

アンテナの取扱説明書を読むと、先端のエレメントの長さを7MHzで15kHz/1cmで調整すると書いてある。

中心周波数は7MHzでFT8やSSBで使用する7.090MHz、14~28MHzでFT8やRTTYで使用する14.090MHz、21.090MHz、28.090MHzとしたい。

調整するエレメントの長さは120kHz/15kHz=8cmとした。

アンテナの先端のエレメントの長さを8cm短くして7MHzを測定すると中心周波数が7.11MHz VSWRが1.37になった。

FT8やSSBで使用する7.066MHzでVSWRが1.92になった。

予定より少し中心周波数が高くなった。取扱説明書どあり6cmくらいにしておけばよかったのか。

14MHzを測定すると中心周波数が14.00MHz VSWRが1.32になった。

14Mhzでは中心周波数が低くなっている。

SSBで使用する14.134MHzでVSWRが1.97になった。

 

21MHzを測定すると中心周波数が21.04MHz VSWRが1.20になった。

21Mhzも中心周波数が低くなっているが、FT8で使用する21.070MhzでVSWRが1.5以下である。

28MHzを測定すると中心周波数が28.05MHz VSWRが1.22になった。

28Mhzも中心周波数が低くなっているが、FT8で使用する28.070MhzでVSWRが1.5以下である。

50MHzを測定すると中心周波数が50.48MHz VSWRが1.03になった。

CW、FT8で使用する50.30Mhz以下でVSWRが1.3以下である。

アンテナの調整後の7MHzから50MHzを総合的に考えてこのままでいいと判断した。

このアンテナがどのくらい電波が飛ぶのかが楽しみだ。

 


Windows11で無線機の信号が聞こえなくなった

2023年06月08日 | アマチュア無線

パソコンを新しく購入してFT8、WSPR用のWSJT-Xをインストールし、無線機とUSBで接続した。

WSJT-Xは正常に動作しているがサウンドの入力が低く、デコードする局数が異常に少ない。それでもデコードはしているので接続ミスではないようだ。

WSJT-Xの入力レベルのインジケーターがゼロでレベルが低い。コントロールパネルでマイクの入力レベルを最大にしてもあまり変わらない。

インターネットで調べてみるとWindows11のサウンドの品質を自動的に向上させる機能というのが追加されているとのことだ。

どうやら、この機能が無線機のノイズレベルの微小な信号を消しているようだ。

コントロールパネルのサウンドの入力のオーディオ拡張機能のチェックをはずした。

WSJT-Xの入力レベルのインジケーターが上がって今までのようにデコードできるようになった。

 


NanoVNAでモービルアンテナ測定

2023年02月26日 | アマチュア無線

何十年かぶりに車の移動運用をしてみようかと思い、物置においてあったモービルアンテナを引っ張り出してみた。

アンテナは2本見つかり、記載されている型番らしきものをネットで調べてみても全く分からなかった。

こんな時こそNanoVNAの出番だ。

ノートPCに接続すれば車内で測定できると思ったが、とりあえず家の中でやってみることにした。

1本目のモービルアンテナ。144MHzと430MHz用だと思っていたが赤色のポイント147.6MHzでSWRが低くなっている。

145MHzを中心に測定すると赤色のポイント145.5MHzか中心点のようだ。

中心周波数が高めなのでエレメントを長くして調整した。

中心周波数が赤色のポイント144.3MHzでバンド全体のSWRが1.3以下になった。

このモービルアンテナは144MHz用だとわかった。

2本目のアンテナを測定してみると202MHzと304MHzでSWRの低いところがあるが値が1.7以上ある。全体的にSWRも高くインピーダンスも50Ωではないので、アマチュア無線用ではなさそうだ。

広帯域受信機用のアンテナかとも思うが不明とういう結果になった。